1巻だからと侮るなかれ!
長編作品にも負けぬ濃いぃ物語がここにはある!
1巻完結・オススメ漫画!トップ80選です。【2017.7.17更新】
オススメ度:星10作品
1. アンダーカレント
まるで1本の映画を見るようだー。
そう評され、漫画好きから絶賛される作品。
10年もの間、静かにロングセラーを続けています。
この作品の存在を知らないのはもったいない!
2. 神様がうそをつく。
東京から転校してきた小学6年生・夏留。
大人びたクラスメイト・理生の、誰にも言えない秘密を知ることに…。
1巻完結だからこそ、輝きを残す作品ってあります。
これは甘酸っぱい恋愛ストーリーではありません。
もっと淡くて切なくて。
そして優しい気持ちになれる作品です。
3. 異世界の色彩 ラヴクラフト傑作集
宇宙的恐怖(コズミックホラー)の小説家であり、クトゥルフ神話の創始者のH・P・ラヴクラフト。
その代表作を恐るべき画力で田辺剛先生がコミカライズするシリーズ。
シリーズ3作の中でも、この第2集は最高傑作だと思います。
オススメ度:星9つ作品
4. ギガントマキア
「ベルセルク」の三浦健太郎先生の短編ダークファンタジー。
最初の一話目でもう引き込まれます。
1巻で終わるのが勿体無い…!!
5. パンティストッキングのような空の下
天才と言っても言い過ぎとは思わない。
うめざわしゅん先生の短編集。
2001年~2015年にわたる傑作読み切りを9編収録。
本当にもっと売れていいのに!
と、一番思う作家さん。
6. 魔犬 ラヴクラフト傑作集
田辺剛先生がラヴクラフト作品をコミカライズするシリーズ。
その第1集目。
その重々しい空気感。
よくぞここまで描けるものだと感嘆。
素晴らしいです。
7. ユートピアズ
ショートショートは発想が全てだと思い知らされます。
これほどバラエティに富んだ短編集はそうそうない!
8. バックステージ
よくぞ芝居の世界を描いてくれました!
しかも役者ではなく”制作”という視点から。
これはもう美味しすぎます!
9. 潰談 伊藤潤二傑作集11
ホラーコミック界の旗手・伊藤潤二先生の傑作を集めた人気の作品集。
シリーズ11巻まであるこの傑作集。
その最後を飾るのが、この「潰談」です。
様々なベクトルの恐怖が収められています。
14編もの秀逸な短編が収録されています。
オススメ度:星8つ作品
10. へんなねえさん
SFからヒューマンドラマからギャグからエロティックまで。
なんとも振り幅の広い作品をさらりと描いてしまう。
吉富先生の奇天烈エロティック短編集!
最初はバラバラに思えた変態おバカストーリーが!
やがて大きな1本の話となる秀逸な構成。
11. 東方機神傳承譚ボロブドゥール
宗教が全てを支配する仏国土。
貧困と殺戮が日常の世界で、統治という名のもとに民衆を弾圧している僧侶たち。
青年アロンは機神ボロブドゥールに乗り込み、弾圧された人々の解放のために立ち上がる。
SF漫画の旗手とも言える著者のこれぞ隠れた名作です!
12. ちーちゃんはちょっと足りない
女子中学生のちーちゃんとナツ。同じ団地で幼馴染。
二人はとっても仲良し。
成績、お小遣い、いつも「ちょっと足りない」と思っている。
そんな二人の日常の風景ーー。
「このマンガがすごい!2015」オンナ編1位を獲得した作品。
女子中学生の日常漫画が?なぜ?
その理由は、読めばわかります…。
13. 幻想ギネコクラシー
「無限の住人」で有名な沙村広明先生のサイケデリックな短編集。
奇想天外なストーリー。
よくこんなお話を何本も思いつくなと!
もっと詳しく
14. ネムルバカ
「それでも町は廻っている」で有名な石黒正数先生の傑作短編。
悩める若者たちの笑っちゃう群像劇。
そして本作の魅力は何と言っても。
おバカネタに見せて!
深いことを突いてくるんです。
15. ヘウレーカ
マケドニア王国を扱った大作「ヒストリエ」を現在連載中の岩明均先生。
その原型とも言える作品がこの「ヘウレーカ」です。
ヒストリエが好きなら、本作もハマるはず。
古代ローマ時代のシチリア島が舞台。
ローマ対カルタゴの第二次ポエニ戦争中のお話。
もっと詳しく
16. 雪の峠・剣の舞
「寄生獣」で有名な岩明均先生の歴史短編。
「雪の峠」と「剣の舞」という2編で構成されています。
史実がまずあり。
「なぜその史実が起きたのか」ということを独自の視点で描きます。
17. 夕凪の街 桜の国
映画「この世界の片隅に」の大ヒットで再び注目を集めている、こうの史代先生。
同じく戦争を題材に描いたこの作品。
戦争とは何だったのか…?
原爆とは何だったのか…?
掲載当時に大反響よんだ作品です。
18. 櫻の園
「海街Diary」「YASHA」等の名作を生み出し続ける、吉田秋生先生の連作短編集。
もっとも好きな作家さんの一人です。
静かに心の奥にいつまでも残る名作です。
19. スキエンティア
短編の名手、戸田誠二先生の傑作ヒューマンSFシリーズ。
科学で手にすることのできるもの。失うもの。
科学で幸せになるもの。そうでないもの。
SFではありますが、ほぼ現代劇と言ってもいいくらい。
優しい視点で描かれています。
20. 死刑執行中脱獄進行中
死刑の判決を受けた、ある囚人が投獄された監獄。そこは囚人を傷つける色々な仕掛けが施された“処刑のため”の部屋だった…!?
「ジョジョ」で人気のキャラクター岸辺露伴や、第四部の宿敵・吉良のスピンオフ「デッドマンズQ」を収録。
ジョジョ好きであろうとなかろうと、楽しめます。
21. 虹ヶ原 ホログラフ
こんな作品はもう描けないと思います――と著者が自ら語った問題作。
「虹ヶ原」という土地を舞台に、小学校の同級生たちの過去と今が交差する――。
複雑な人間関係と無数の伏線。
何回も読み直してしまいます。
22. スマグラー
「闇金ウシジマくん」で大ヒットを飛ばした真鍋昌平先生のデビュー作。
これぞウシジマくんの原点!
裏稼業の殺伐とした仕事を描きます。
文句なく面白いです!
この作者はリアルな暴力を描くのが上手すぎる。
23. 春風のスネグラチカ
とある名家にまつわる、喪失と奪還の物語。
車椅子の美少女と寡黙な従者。
互いだけを頼りに生きる二人が背負う、密かな宿命とは――。
いわゆる有名な歴史ミステリー。
映画、小説、漫画とあらゆるところでネタとされてきた題材の一つです。
歴史ロマン、歴史ミステリーが好きな方には最高の一冊になるはず
24. うめく排水管 伊藤潤二傑作集8
伊藤潤二傑作集は11巻まであります。
代表的な作品が収録されているこの8集。
僕は「首吊り気球」が読みたいがために、真っ先にこの8集から買いました。
どうやったらこんな話を思いつくのだろう!?
25. 家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録
体験談というのは。
時にフィクションには決して出せない凄みを放つ。
それは描かれていることが紛れもない真実だから。
これは犯罪被害者の娘である著者が綴った体験談です。
26. 幸せのマチ
喫茶店店主の三雲さんと雑貨店店主の谷野くん。
二人は1階と2階にお店を構える間柄。
お互い意識してるはずなのに…?
ああ、もうじれったい!
ものすっごく「もどかしい」ラブストーリーです。
オススメ度:星7つ作品
27. 闇に這う者 ラヴクラフト傑作集
田辺剛先生がラヴクラフト作品をコミカライズするシリーズ。
そのラストを飾る第3集。
3作の中で最もホラー色が強く出ています。
これぞクトゥルフ、これぞラヴクラフトという味わいです。
28. 響子と父さん
父と娘が織りなす日常系ストーリー。
ほんわかなのにチラっと黒い。
実は「ネムルバカ」のサイドストーリーでもあります。
合わせて読むと、さらに面白い!
29. 終わりと始まりのマイルス
とりあえずファンタジーたっぷりの異世界設定のくせに。
結局描いてるお話はエロとお笑いです。
この無駄遣い感が素晴らしい!
鬼頭先生の作品群でもっともくだけた(いい意味で)作品ではないでしょうか。
30. ひかりのまち
浅野いにお先生お得意の日常の裏に潜む闇。
綺麗に取り繕った裏側をシニカルに描いた短編ストーリー。
光のあるところ影が生まれる。
そんなお話。
31. 世界の終わりと夜明け前
心をざわつかせる作品を生み出し続ける浅野いにお先生の短編集。
お前の感性はどうなんだ?
…と。
読む側の引き出しも求めてくるような、そんな気がしてしまいます。
32. 森山中教習所
2016年に映画化もされたこの作品。
独特の味わい深い作画とストーリーでオリジナル路線を突き進む、真造圭伍先生の初期作品。
非公認自動車学校、森山中教習所。
ここを舞台に主人公の大学生・清高の恋と車と一夏のお話。
そんなに古くないのに。
レトロな青春譚の趣があります。
33. おもいでエマノン
原作は「黄泉がえり」で有名な梶尾先生。
作画は寡作で有名な鶴田先生。
これは奇跡のコラボレーション…。
単行本の帯では「鶴田謙二5年ぶりのコミックス」の煽りが(泣)
一度読めば、エマノンの不思議な魅力にとりつかれてしまいます。
34. 竜のかわいい七つの子
「ダンジョン飯」で一躍有名になった九井諒子先生の2冊目の短編集。
前作「竜の学校は山の上」より、洗練された感があります。
ファンタジーな切り口は同じながら、異世界、現代劇、時代劇と。
より内容はバラエティに富んでいます。
35. ガキの頃から
「ピアノの森」で有名な一色まこと先生。
その初期〜中期の作品を集めた短編集。
恋あり、笑いあり、涙あり。
どたばたで暖かい、ヒューマンコメディ。
36. 彗星★少年団
母の療養のため、東京から田舎町に越してきた小学5年生・星川るい。
そこで出会った友達たち。
るいは田舎の学校生活に戸惑いながらも、仲間と絆を深めていく。
ノスタルジックが止まらない。
可愛くて、ちょっと切ないハートウォーミング・ストーリー。
37. カナリアたちの船
高校生の宇高ユリは、ある日の帰り道、空を覆い尽くす巨大な飛行体と遭遇する。
気を失ったユリが意識を取り戻したのは、日常とかけ離れた異世界だった。
「閉じ込められた」シチュエーションって好きです。
それが宇宙船ともなると!
1巻完結という短さながらも、しっかりと楽しめました。
新しい切り口のSF。これは面白いです!
38. 式の前日
なんとも繊細な描写。
感性溢れる作品を生み出す穂積先生のデビュー作。
短編集ですが、各エピソードに必ず「おっと!」という仕掛けがあります。
39. 女の子が死ぬ話
高校に入って、初めて出来た友達は、出会って数ヶ月で死にました――。
切なすぎる作品。
死を前にして15歳の女の子がこれほど気丈に振舞えるのか?
最終話など、喉の奥がキュッと痛くなってしまいます。
40. 生活【完全版】
いわゆる「世直しモノ」なんですが、最初はあまりに小規模すぎて妙にリアル。
主人公たちの行き当たりバッタリ感がすごい。
絵柄で好みの分かれるところかも。
終始小規模な市民のストーリー。
41. ストーリー
短編の名手、戸田誠二先生の傑作短編集。
珠玉の「普通の人々」のストーリー。
戸田作品の主人公はいつも等身大で生きている人たち。
迷い、悩み、葛藤しながらも、問題を乗り超えていく姿。
そこに共感してしまうんです。
42. レネゲイド
「後遺症ラジオ」「不安の種」ですっかりホラー漫画家と認知された中山昌亮先生。
その真骨頂はやはりクライム・サスペンス!
ネット社会に潜む恐怖を描いた作品。
最初から最後まで緊張感でまくり。
飽きさせません。
43. 10月の満月に一番近い土曜日
スイム、自転車、フルマラソンの三種目の総合タイムを競う世界一過酷と言われる競技。
トライアスロンをテーマにしたオムニバスストーリー。
タイトルがなぜ「10月の満月に一番近い土曜日」なのか?
読めば分かります!
44. 廃墟少女
何とも不思議な世界観。ビジュアル。
独創的なストーリー。
とにかく書き込みがすごい。美しい!
本作は漫画といえば漫画。
ですが、アートのようでもあります。
45. 海帰線
今敏(こんさとし)。
日本が誇るアニメーション監督です。
実は今敏監督が漫画家であったということを知らない方は、案外多いのではないでしょうか?
本作は1990年にヤングマガジンで初連載された作品です。
2010年の今敏監督の急逝を偲んで、翌年2011年に新装版として発売されました。
ぜひこの透明感ある名作に触れて欲しい!
46. 55歳の地図
19歳でデビュー以来、約100タイトルの作品を描いたものの、原稿の依頼が途絶えてしまった55歳の漫画家。
過去の一切を捨てた著者が放浪の旅として選んだ、四国八十八箇所の遍路体験を自ら描く。
売れなくなった漫画家の体験談…と他人事で終わらせられない。
人生という道に迷った中年オヤジの姿。
シンパシーを感じずにはいられない。
47. 掃除当番
「鈴木先生」で有名な武富健治先生の短編集。
初期の作品集です。
作画のタッチは今よりも粗いですが、執拗な線の束はこの頃から健在。
中高生の心の中に溜まりまくった感情。
やはり学園モノを描いたら上手い!
48. 海竜祭の夜 ~妖怪ハンター~
熱狂的なファンが多い諸星大二朗先生。
その代表作ともいうべき「妖怪ハンター」。
なんと40年以上続いている超ロングシリーズなんです!
その栄えある第一集が本作。
漫画好きなら一冊は読んでおきたいシリーズです。
49. 春と盆暗
2017年最注目の新鋭!との触れ込み。
独特の世界観で注目を集めているこの作品。
読み始めて、読み終わるまで。
着地点がまったく見えない。
予想もつかないオチが待っています。
50. うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち
2017年2月の時点でAmazonの「健康カテゴリ」でベストセラーを続けている一冊の漫画があります。
How to本といった実用書であはりません。
これは著者自らがうつ病を患い、そこから脱するまでの記録です。
「うつ」認知への最初の1冊として。
とりかかりやすい良作だと思います。
51. あの日、世界の真ん中で
田舎町で育った茎太は、好きだったギターをやめ、やりたいこともなくくさっていた。
そんな時、幼馴染の茎子が陸上で町を出て行くという噂が流れるが…。
なんとも眩しい青春グラフィティです。
52. 僕が私になるために
びっくりする漫画に出会いました。
タイを舞台にした、著者の体験記。
まるで旅行記のようなライトさ。
しかしそこに描かれているのは壮絶な変身の物語。
なんと著者自身がタイで性転換手術を受けたその記録をまるっと描いた作品です。
53. ねぇ、ママ
心にそっと静かな感動を残していく。
「母」をテーマにした7つのオムニバス・ストーリー。
やはり好きです、この空気感。
オススメ度:星6つ作品
54. 殻都市の夢
殻のように上へ上へと積み上がってゆく都市。
最下層は忘れ去られた住人たちが住んでいる
二人の捜査官を主人公に「殻都市」で起こる様々な事件を追ってゆくオムニバス・ストーリー。
作品から感じる退廃的な匂い。
このディストピア感が素晴らしい。
55. ぼくらのフンカ祭
過疎の町、金松町は火山の噴火一発で温泉街へと生まれ変わる。
クールな富山と、ノリノリな桜島の二人の高校生の青春譚。
なぜだか昭和の匂いを感じてしまう作品。
56. ブラッドハーレーの馬車
資産家・ブラッドハレー家の養女になることが、孤児院の少女たちの憧れだった。
ブラッドハーレー聖公女歌劇団で華々しく活躍する…。
そんな期待に胸を膨らませた少女たちが馬車に乗せられたどり着いた先は、暗い塀の中だった…。
問題とも言える残酷な描写があります。
それでも少女たちの運命から目が離せない。
評価が分かれる作品かもしれません。
57. 骨の音
「寄生獣」の岩明均先生の初期作品の短編集。
デビュー作の「ゴミの海」から初期の書き下ろし短編が収録されています。
これぞ岩明漫画の原点です。
58. 唄う骨
短編の名手、戸田誠二先生のグリム童話を題材にした短編集。
人間の暗い心の闇にスポットを当てた秀作となっています。
その独特のアプローチが面白い。
舞台設定は古典を崩さず。
登場人物たちが抱える悩みや葛藤を現代風にアレンジしています。
59. インコンニウスの城砦
SFとファンタジーと戦争と童話を足したような。
なんとも不思議で奇妙なバランス。
海外のアート漫画・バンドデシネをぐっとゆるくしたような。
読んだら、別世界に連れて行かれます。
60. 熱帯少女
どこか懐かしい風景の下で紡がれる、少女たちのオムニバス・ストーリー。
女の子が女の子に恋する気持ち。
思いを遂げる瞬間を切り取った、珠玉の9編。
夏で!少女で!ビニールプール!
読んでるだけでキラキラ光線に癒されれます。
61. さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
「このマンガがすごい2016」オンナ編3位。
全てにどん詰まりの著者が、自分を解き放つために選んだ手段。
それは「レズビアン風俗」で抱きしめられることだった──。
自身を極限まで見つめ突破口を開いた、赤裸々すぎる実録マンガです。
62. AV女優とAV男優が同居する話
元々は同人誌で発表された作品群。
電子書籍で一話ずつ配信されていたものが集まって書籍化となりました。
恋愛としてはタブーな部分がテーマ。
センシティブなオムニバス・ストーリー。
63. きれいなあのこ
アイドルグループ「平成絶対領域員会(通称=絶会)」のメンバーの6人。
彼女たちの芸能活動の苦悩と葛藤と恋愛を生き生きと描く。
メンバー6人、それぞれのエピソードで綴るオムニバスストーリー。
甘酸っぱいというよりホロ苦い!
悩める少女たちの青春譚です。
64. はざまのコドモ
現在「透明なゆりかご」がヒットしている沖田x華先生のコミックエッセイ。
発達障害があり普通学級では困難なのに、知能テストが高いために必要な療育手帳が取得できず、進学も許可されない…!?
そんな「はざまのコドモ」の日常とその母親の奮闘を描きます。
知的ボーダーという言葉をこの作品で改めて考えさせられました。
65. 15で少女は、あれになる。
すべての少女は15歳になると地球外生物から身を守るために左手に“パクニマ”と呼ばれるエイリアンを移植しなければならない。
そんな世界で生きる思春期の少女たちのせつない青春譚。
これは特殊なシチュエーションの恋愛短編集として楽しむのが良いかと。
66. 結んで放して
これはフィクションかノンフィクションか!?
同人誌の世界を舞台に、人生の岐路に立つ女性作家たちの姿を描いたオムニバスストーリー。
派手な作品ではありません。
静かに染みる。。そんな読後感です。
67. シニギワ
前作「デビリーマン」から、画力が異次元レベルで向上して話題に!
担当編集者のコメントが
「悪魔に命でも売ったのかな?」ですよ(笑)
これは必見です。
68. 犬神博士
知る人ぞ知る。丸尾末広先生。
その作風はレトロで幻想的で怪奇的でエロティック。
アングラで耽美的。
クセの強い作品群の中で、比較的読みやすい作品。
69. 暗黒神話
中学生の少年・武(たけし)。
彼の肩に残る蛇形の傷。
それは全宇宙を動かす権利と力を受ける者“選ばれた者”の聖痕だった…。
超次元的、超自然的な神秘をテーマに描いた名作が多数ある著者。
その代表的な一作が日本の古代史をテーマに描いたこの作品。
発表は1976年。なんと40年前!!
70. 押入れのウーリー
耽美、ゴシック、サイケデリック。
色々な要素が混ざり合ったホラー短編集です。
絵は不思議な空気感。
古いようで古くなく。でも新しくもない。
これをオリジナリティというのでしょうか。
71. 高橋留美子 傑作集
高橋留美子先生の傑作集です。
1994年から2011年までに、およそ5年に一度のペースで刊行されてます。
現在は「高橋留美子劇場1〜4」として発売されています。
ぶっちゃけ「さえないおっさん」の話が半分以上占めてます(笑)
これだけ「おっさん」主人公の短編集、他にないのではないでしょうか。
72. まっすぐ天へ
宇宙開発の最前線。
「軌道エレベーター」の開発にかけた技術者兄弟のストーリー。
荒唐無稽なSFではなく、手に届きそうな未来を描いています。
73. リセット
「予告犯」でヒットを飛ばした筒井哲也先生のクライムストーリー。
相次ぐ謎の自殺者──
そこには恐るべきネットゲーム「ディストピア」の存在が!!
精巧に作られた現実そっくりの箱庭世界で、人々は残虐なゲームへとのめり込んでいくが…。
初期作品ではありますが、すでに作画は緻密。
読み応えあり。
74. 終末のラフター
「結界師」で大ヒットを飛ばした田辺イエロウ先生の短編ダークファンタジー。
良くも悪くも、少年漫画。
主人公の能力、キャラのデザイン、世界の設定。
そのままサンデーでずっと連載が続いていても違和感がない。
オススメ度:星5つ作品
75. 空中庭園の人々
「羊のうた」「イエスタディをうたって」の冬目景先生の短編集。
SFあり。ゾンビあり。
ファンタジーあり、ドラマありと。
バラエティ豊かな短編集。
冬目作品はとりあえず買います。
僕が作家買いする作家さんの一人です。
76. 自殺サークル
2001年5月31日、新宿で54人もの少女が電車にとびこみ集団自殺をした。
生存者はただひとり――その名は小夜。
やがて彼女は病める少女たちのカリスマ的存在へと変貌していく…。
園子温監督の映画「自殺サークル」のコミカライズです。
古屋先生の独特の、シュールで毒っぽいユーモアは影を潜め、ひたすら暗い。
「怖い」でも「悲しい」でもなくこの作品は「暗い」。
77. 外天楼
「それでも町は廻っている」で有名な石黒正数先生の短編集。
1話完結のオムニバス・ストーリーと見せながら実は1本に繋がっている!?
その手法とラストの裏切りっぷりがすごくて評価の分かれる作品です。
このラストを計算して描いたなら天才としか言いようがない。
78. 竜の学校は山の上
「ダンジョン飯」で一躍有名になった九井諒子先生の初期短編集。
自由な発想。独自の視点。
九井ワールドの原点です。
こういう初期作品集を読むと、やはり売れるべくして売れたなぁ、という印象。
79. 切子
17年ぶりに集まった中学の同級生6人。
それぞれに届いた謎の招待状。
それは廃校になった母校で行われる同窓会の案内だった…。
ホラーの要素はグロ方向。
心理的な怖さでなく、「ウワッ!!」とびっくりさせられる怖さです。
80. ボーイ★スカート
女装したい?そうじゃない。
スカートがカッコイイ!だから穿きたい。
これって可笑しいことなの?
と悩める高校生の青春ストーリー。
表紙が可愛い女の子?っぽく見えますが男の子です。
本編ではもっとごつい。
スカート姿に違和感アリアリです。
いかがでしたでしょうか?
まずは「オススメ度10〜5」までの作品をまとめてご紹介しました。
個別記事がまだ書けていないオススメ作品も載せています。
そちらも随時更新していきます。
う〜〜〜ん!
まだまだオススメしたい「1巻完結」作品はあります。
どんどんと追加していきたいと思います。