竜のかわいい七つの子

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No.108
カテゴリ:ファンタジー/1巻完結
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆

著者:九井諒子
出版社: イースト・プレス
発売日:2013/2/15
巻数:1巻完結

「あなたと一緒に海が見れますように」

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「ダンジョン飯」で一躍有名になった九井諒子先生の2冊目の短編集。
さらに磨きのかかった九井ワールド。

概 要

収録作品は以下の7編。

「竜の小塔」
「人魚禁漁区」
「わたしのかみさま」
「狼は嘘をつかない」
「金なし白祿」
「子がかわいいと竜は鳴く」
「犬谷家の人々」


感 想

前作「竜の学校は山の上」より、洗練された感があります。

ファンタジーな切り口は同じながら、異世界、現代劇、時代劇と。
より内容はバラエティに富んでいます。

前作にあった、ちょっとした哀愁は影を潜めハートフルな方向に。
お話もキャッチーなものが多くなった印象。

絵柄もぐっと安定してきて読みやすいです。
もともとすっきりとした絵柄でしたが、前作はそれが淡白過ぎる箇所もありました。
今回は隅々までしっかり描き込まれています。

短編集として比べると、やはり前作よりも本作の方が完成度は高し。
2作続けて読むと、上手くなったなぁ、という過程も味わえて2度おいしいかと。

全1巻を読む
(2013)


【その他の九井諒子作品】

ダンジョン飯 1〜5巻
(2015〜)
記事を読む

ひきだしにテラリウム
(2013)

竜の学校は山の上
(2011)
記事を読む

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