No.195
カテゴリ:SF/1巻完結
オススメ度2 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆著者:粟岳高弘
出版社: 駒草出版
発売日:2015/4/13
巻数:1巻完結
「うん だから謎なの」
これを萌え漫画と呼ぶのでしょう。
可愛い女の子。スクール水着。時々ふんどし。
変な生き物にディープなSF設定。
これでもか!と詰め込んだ作品がこの「いないときに来る列車」です。
あらすじ
核戦争の影響で人口が5千人を切った世界。
サイボーグの中年男性ふたりと暮らす少女・シェリー。
ある夜、補給列車のコンテナに貼られた謎のメッセージを見つけるが! ?
ごめんなさい。
よくわかりません(笑)
ダメだ!
理解不能。
?????の展開。
1話目。
ディープなSFのプロローグのよう。
生き残った人類の物語か!?
うおお。
これは期待できそう!!!
て、思って読み進めると…。
2話目。
あれ?これ何の話だ?
斥力構体?パイプで空を飛ぶ話?
さっきのと繋がってるの?
3話目。
また場面と設定変わったぞ?
杉登試験場?反射板?
「彼等」との交信って何?
4話目。
あれ、これさっきの子と同じ?
いや顔はそっくりだけど、違うぞ?
転換領域?他の惑星って?
????????
誰か解説して!
ちょ、スタッフーーーー!!
もう訳がわかりません。
繋がりそうで繋がらない。
全話読み終えると、謎が明らかになる仕掛けか?
後で全部繋がる構成なのか?
一話目はどういう伏線になってるんだ?
????マークを我慢して読み進めます。
が!
最後までダラダラ。
どこにも何も繋がらない。
意味もなく唐突に終わります。
何だこれ?
マジで、何だこれ?
雰囲気はあります。
良質なSF作品っぽい。
でも何も説明しない。
漫画好きな人が俺の本を手にとってんでしょ?
だから陳腐な説明なんていらんでしょ?
こういうの好きでしょ?
ていうのが透けて見える。
何だ、この不親切な作りは(怒)
作画は可愛いが…。
登場人物はみんな可愛らしい。
SF設定も本格的っぽい。
でもね。
キャラが金太郎飴か!
ってくらいに同じ顔。
わざとやってるの?ってくらい。
*ちなみに、これ全部違うキャラなんですよ!?
ただでさえ難解なストーリーに、同じ顔の登場人物が名前を変えて出たり入ったり。
ますます混乱します。
これはオ◯ニー。
初めて読む作家さんです。
Kindle Unlimitedで無料だったのと、表紙が抜群に良さげだったので読んでみました。
失敗した。
この作品はシリーズ化している同人作品をパッケージしたようです。
1巻完結の連載や描き下ろしではないため、こういう繋がりのない連作となった可能性も。
ある程度、他のシリーズ作品を読み、作風を理解した上で読み始めないと、光速で置いていかれます(笑)
本当に著者が「描きたいこと」を「自由に」描いただけの作品。
読ませよう、理解させよう、というサービス精神は感じられない。
言っては悪いが著者のオ◯ニー漫画を読まされてる気分。
さて、評価は?
気になって、その他の作品のレビュー欄をチェックしてみましたが、概ね高評価。
ただし数は少ない。
熱烈なファンがいるパターンですか。
この難解さがいいんじゃないんか。
SFぽくって!
とファンの人は言いそうですが…。
読んでて眠くなっちゃいました。
あざといくらいの少女のスク水、ふんどし姿のオンパレードにげんなり。
すんごく面白い雰囲気のする意味不明なSFです。
物語は伝わらなきゃ意味がない。
表紙は良かったんだけどなぁ。
ファンの人ごめんなさい。
僕には無理でした!!【星2つ】で。
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