竜の学校は山の上

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No.107
カテゴリ:ファンタジー/1巻完結
オススメ度5 ★★★★★☆☆☆☆☆

著者:九井諒子
出版社: イースト・プレス
発売日:2011/3/30
巻数:1巻完結

「町中を走るのはやめなさいっ」

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「ダンジョン飯」で一躍有名になった九井諒子先生の初期短編集。
自由な発想。独自の視点。
九井ワールドの原点です。

概 要

Webや同人誌で発表したものに、描き下ろしを加えて刊行されました。

収録作品は以下の通り。

「帰郷」
「魔王」
「魔王城問題」
「支配」
「代紺山の嫁探し」
「現代神話」
「進学天使」
「竜の学校は山の上」
「くず」


感 想

仕上がり具合にはバラツキがあります。
絵やストーリーなどはまだ安定していません。

ダンジョン飯にハマった人は、その原点を垣間見るという意味では面白いかもしれません。
まずは試行錯誤の時代の作品集、という形かと。

短編集としては、この2年後に刊行される「竜のかわいい七つの子」の方が完成度が高く、よりダンジョン飯のフレーバーに近づきます。

「帰郷」「魔王」「魔王城問題」のようなRPGパロディや、「現代神話」「竜の学校は山の上」のような現代劇にファンタジー設定を備えたストーリーの発想の多彩さはやっぱりすごい。

こういう初期作品集を読むと、やはり売れるべくして売れたなぁ、という印象。
初期の荒けずりさ(というかルーツ)を楽しみたい方にオススメ。

全1巻を読む
(2011)


【その他の九井諒子作品】

ダンジョン飯 1〜5巻
(2015〜)
記事を読む

ひきだしにテラリウム
(2013)

竜のかわいい七つの子
(2012)
記事を読む

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