ブラステッド

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No.189
カテゴリ:ドラマ・サスペンス/2巻完結
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆

著者:室井大資
出版社: KADOKAWA / エンターブレイン
発売日:2009/11/16
巻数:2巻完結

「ヤクザおっかないんだよ」

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現在、岩明均先生とタッグを組み「レイリ」を好評連載中の室井大資先生。
その初期の作品で、渇いた暴力の渦を描いた中編。
それがこの「ブラステッド」です。

あらすじ

二千人の構成員を擁するヤクザ組織、徳田会。
穂村は、その末端の二葉組で裏カジノやクラブを取り仕切っていた。
ある日、死体処理を命じられた穂村は「顔(カオ)」と呼ばれる男と共に「沈め場」へ向かう。

処理を終え、組に戻った穂村を待ち受けていたのは、死体の山と、その中に立つ謎の4人組だった…。


感 想

首がゴロン・・・。

かなりショッキングなシーンから始まります。

堂々たるバイオレンス・ノワール。

室井先生の作品は、最近の2作しか読んでいませんでした。
「エバタのロック」「秋津」どちらもギャグ漫画。

「レイリ」を読んでから気になって、改めて過去作品を読んでみる事に。

いやいや、驚き。
こんなにコテコテのバイオレンスものを描いてたなんて!

知らなんだ…。


で。。

面白かった!!

主人公が暴力の渦に巻き込まれていく様にぐいぐい引き込まれます。
淀みなく進むストーリー。

淡々と交わされる暴力的なセリフ。
どアップで交差する緊張感ある男たちの顔、顔、顔。

ダレる場所もなく2巻完結まで突っ走ります。


キャラも魅力的。

主人公の穂村。

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ヤクザでいながら、ヤクザの世界に対して傍観者の立場をとる。
抗争に巻き込まれる中で、大きな選択を迫られる。

顔(カオ)。

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流れで穂村と一蓮托生となる。
傭兵上がりで探偵くずれ。
不幸な過去を持つ。
怖い顔だが実はごっついい漢(おとこ)。

そして謎の4人組。

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徳田会に依頼を受けた殺し屋。
組に裏切られ、その復讐に組を潰しにかかる。

めっちゃハードボイルド!
こういうの大好き。

渇いたカッコ良さ。

最初にも書きましたが、結構バイオレンス。

血飛沫が飛び散るほど暴力的な描写もあります。

なのに。

妙に渇いている。
不思議と生々しくない。

黒と白のモノトーンを多用した作画のせいでしょうか?

画力は現在と比べるとやはり荒いです。

線が太く、全体的にベタっとしている印象。
背景も少なめ。
あと男達のどアップが多し。

でも、それがいい。

アウトロー映画さながら。
殺伐とした中にも魅力があります。


さて、評価は?

2巻完結。
きっちり終わります。
エピローグもあり。

一気に読みきりました。

「レイリ」を読んで気に入った方。

室井先生の初期の衝動を感じられる作品。
オススメの【星7つ】です。

全2巻を読む
(2009〜2011)



ブラステッド 2 冊セット


【その他の室井大資作品】

レイリ (原作:岩明均) 1〜2巻
(2016〜)
記事を読む

エバタのロック 全4巻
(2013〜2014)

秋津 全2巻
(2012〜2015)

海岸列車
(2009)

妖怪研究家ヨシムラ
(2008)

イヌジニン ―犬神人―
(2008)

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