No.80
カテゴリ:ドラマ・サスペンス
オススメ度9 ★★★★★★★★★☆
著者:内海八重
出版社: 講談社
発売日:2016/10/7(1巻)
巻数:1巻以下続刊 <連載中>
「守りぬくことを誓います」
タイトルと表紙のインパクトで、即買ってしまった。
絶対面白そうやん!
そんな匂いがプンプンします。
それがこの「骨が腐るまで」。
あらすじ
11歳の夏、幼なじみ5人は人を殺した。
それから毎年、夏休みの夜。
5人は死体を埋めた洞窟に集まり儀式を行う。
罪を忘れないように。友情を裏切らないように。
そして5年後の16歳の夏の夜。
大きく事態は急変する…。
東野圭吾の小説のような冒頭シーン。
一発で引き込まれました!
緊張感が途切れません。
短い間に登場人物5人の特徴もしっかり描かれています。
人物描写がとても上手い。
ストーリーは無駄なく。
ただし強引でもなく。
否応なく事態が急変し主人公たちが巻き込まれていく展開。
謎と伏線が散りばめられ、これからどうなるんだ?
というところで1巻は終わります。
この巻だけでいうと文句なく面白い。
う〜〜ん!いい!
先がめちゃくちゃ気になります。
ツッコミどころはある。
面白いのは確かです。
が!
冷静に考えると、幾つか疑問点が浮かぶ。
その儀式の内容も面倒くさいし凄惨だし。
子供達がそんな選択をするのか?
こんな儀式だ!
1. 死体を掘り返し。
2. みんなで(朽ちていくのを)毎年確認。
3. 血判状を囲んで誓いの言葉。
4.「こんなガキっぽいことよく続けるよね〜」
なんて言いながら埋め戻す。
*誓いの証に骨を持ち寄る5人。
*冷静に白骨化を確認。
えええ〜〜!!
Σ(○゚Д゚) マジか!
最近の若い子、怖い!
細かいことは後ほど。
言い出すとキリがありません。
これを、どうまとめていくのか。
子供〜思春期という年齢を設定したことで、大人から考えると不可思議に思える行動も納得させられてしまうのかもしれません。
これからの展開と説得力のある描写に期待です。
興味深々です。
これが初連載か!?
作者の内海八重先生は、他の作品を検索しても出てこないので、これが初連載かと思われます。
第2回KFS(講談社フェーマススクールズ)創作マンガグランプリで「プリティーリトル・ボーイ」という作品で講談社漫画賞を受賞されています。
それがこちら。
*全部は読めません。
作画はまだ荒いところもありますが、とっても大好きな絵柄。
これはミステリー漫画の良作になる予感がします!!