ふたりモノローグ

No.363
カテゴリ:ギャグ
オススメ度6 ★★★★★★☆☆☆☆
著者:ツナミノユウ
出版社: 講談社
発売日:2017/7/28(1巻)
巻数:1〜2巻以下続刊

「で、10年後!!」

百合っぽい。でも違う。
勘違いとすれ違いのテンコ盛り。

変テコなJK漫画が登場です。

癖のあるギャグが魅力のツナミノユウ先生の新作。

なんと、連載開始後すぐに実写ドラマ化。
ニッチな盛り上がりを見せているこの作品。

それがこの「ふたりモノローグ」です。

あらすじ

ある日の授業中、ネクラなオタク・麻積村ひなたは、気づいてしまった。
隣の席のクールなギャル・御厨みかげが、10年前の友人であることに!

再びみかげと友達になりたい引っ込み思案なひなたの想いとは裏腹に、みかげの心の内は……?


感 想
モノローグが多い!

まさに「ふたりモノローグ」のタイトル通り。

オタクとギャルの元幼馴染同士。

以前のように仲良くなりたいのに…。
お互い容姿が変わりすぎていて、なんだか声がかけづらい。
嫌われたらどうしよう…!?
モジモジ…みたいな。

文章で書くと、すっごく可愛いJKライフですが。

うん?
ううん?

めっちゃ変態臭がするんですけど!?

そのウザすぎるほど多いモノローグのせいか?

いや、顔だな!

⬇︎ ちなみに嬉しくてたまらない顔。

ふわふわほのぼの。
きゃっきゃうふふ。

そんなものを期待してはいけません。

じれったくて、うっとおしくて。

心がウニウニしてしまう、そんな作品です。

これは人を選ぶ。

好きになれるか、どうか。

さぁ、あなたはどっち?


モノローグな人たち。

御厨(みくりや)みかげ。
クールでヤンキー風なギャル。
昔は根暗キャラだったが、今はギャルに。
超絶巨乳。ひなたが好きすぎる。

麻積村(おみむら)ひなた。
見た目オタクの女子高生。
昔は活発キャラを演じていたが、今は陰キャラ。

佐呂間由依(さろまゆい)。
ひなたの中学時代からの友人。
二人のおかしな関係に気づき「そこに割って入る自分」に悦を感じる。
ドMの変態的性(さが)の持ち主。

蓮茂台 洸(はすもだい あきら)
みかげの去年のクラスメイト
裏表のない明るいキャラ。
空気を読まずズケズケ言うところも。


さて、見所は?

とにかくモノローグ。

しつこいほどに繰り返します。

うん、ウゼェ(笑)

ちゃっちゃと声かけろよ!

と、1巻読む間に50回ほどツッコミます。

おかげで二人の想いがすれ違いの勘違い。

そのウダウダと、変顔を楽しむ。

これ以外に何かありますか!?

いや、ない(笑)。

さらに、みかげさんのひなたさんへの愛。

決して百合にはならない、そのエッジのあるアプローチ。

カレーラーメンを食べる姿に萌えすぎて。
麺になりたいとか。

ど変態ですw

最初は単なる陰キャラだった、ひなたさん。

だんだんと可愛く見えてくる、この不思議。

ケーキを食べて一言。

オオオォオ〜〜!!!
て、おい!

すっかり、みかげさん目線に感化されてしまいます。


さて、評価は?

おそらく著者の作品では、初めての映像化作品なはず。

1巻がまだ刊行しないうちに、実写ドラマ制作が始まるという。
著者の作品史上、例のないスピードでの展開。

「あとがき」で著者がものすごく舞い上がってるのが伝わってきて、それも面白いw

まだドラマは未視聴ですが、おそらく。
原作の変態性は封印されているだろうと思ってます。

1~2巻はまずまず。

基本はギャグ漫画ですが、さらなる百合展開があるのかどうか。

そこにも注目していきたいところ。

癖がありますが、好きな人は好きかも。

まずは【星6つ】でオススメです。

1巻から読む
(2017〜)


【その他のツナミノユウ作品】

蝉丸残日録 全2巻
(2015〜2016)
記事を読む

つまさきおとしと私 全2巻
(2015〜2016)

彗星継父プロキオン 全3巻
(2013〜2014)

隠慎一郎の電気的青春
(2011)

シュメール星人 全3巻
(2009〜2010)

スポンサーリンク
osuman_336x280