ふしぎの国の有栖川さん

No.265
カテゴリ:恋愛
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆
著者:オザキアキラ
出版社: 集英社
発売日:2017/1/25(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「俺は結構 運命的だと思ってるよ」

あ、あっま~~~い!!

超絶古風な純情少女と。
優しいイケメン男子のラブストーリー。

清々しいほどのザ・少女漫画!

それがこの「ふしぎの国の有栖川さん」です。

あらすじ

お祖父さんに大切に育てられた有栖川鈴は、趣味は落語で門限6時。
恋愛には超鈍感という古風な女の子に。
鈴は電車の中で男女問わず人気のある野宮くんと出会うが…。


感 想

ベッタベタです。
コッテコテです。

主人公はちょっとズレてるお嬢様。
相手役は誰にも好かれる爽やか男子。

それが電車で運命的な出会い。

もう、いかにもな設定!!

これほどのコテコテは久しぶり。

だからこそ。

王道って素晴らしい。

間違いがない。

変にこねくり回した恋愛モノより。

これくらいストレートな方がわかりやすくて面白い。


運命的な人たち。

有栖川鈴。
超絶古風な女の子。落語が趣味。
中学から女子校で男子とほぼ話したことがない。

野宮宗介。
隣の男子校に通う爽やかイケメン。
電車に乗り遅れそうになった有栖川さんを助ける。

彼らを取り巻くお友達。


ズレ度が命です!

恋愛ものはキャラが全て。

どれだけ主人公に感情移入できるか。
つまり「好きになれるか」が決め手です。

そういう意味で、今作のヒロイン有栖川さん。

いいです(ニヤリ)。

「ズレてる主人公」設定は少女漫画のセオリー。

でも、そのキャラを作りすぎると途端に嘘くさくてイヤになります。

この嫌味にならないズレっぷりが作者の腕の見せ所だと思うのです。

今作のヒロインのズレは超絶古風。
そして、ピュア。

女性目線だと。
「こんな16歳おるか~~い(笑)」

て一笑に付すところでしょう。

でも、男子目線ですと。

このヒロインのアタフタ度合いはツボリます。

そう。。
可愛いのです。

あと、ヒロインたちの周りを支えるサブキャラたち。

これがまた(笑)

下世話で好感が持てます。


さて、評価は?

嫌味がなくて読みやすい。
キャラの表情も生き生き。

男性でもライトに笑って楽しめる。
そんな恋愛漫画です。

1巻はとっても面白かった。

少女漫画にお決まりの「恋のライバル」はまだ登場していません。

さてさて。
どんなキャラが出てくるのかな?

その恋敵役に今後の面白さがかかってくるかも!?

ということで、まずは【星7つ】でオススメです。

次巻にも期待!

1巻から読む
(2017〜)


【その他のオザキアキラ作品】

ハル×キヨ 全9巻
(2013〜2016)

太田川純情ラバーズ
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