No.２６４
カテゴリ：恋愛
オススメ度６ ★★★★★★☆☆☆☆
著者：斎藤けん
出版社: 白泉社
発売日：2015/5/1（１巻）
巻数：1〜4巻以下続刊
「かっわいいなぁ…！」
表紙の顔、かわいいですか？
怖い顔で理不尽に恐れられる好青年と。
かわいい美少女のぎこちない恋愛ストーリー。
読むとなんだかハートがむず痒くなる。
なのに、つられてニヤリとほころんでしまう。
それがこの「かわいいひと」です。
あらすじ
死神顔のせいで怖がられる花屋の花園くん。
ところが大学生の美少女・日和に突然告白されて恋人同士に。
とまどいながら付き合い始めた花園くんの、日和だけが知ってる「素顔」とは…？
なんだこれ？
ふわっふわ。
思わず顔がほころぶ。
かわいいひと。
これはヒロインのことではありません。
死神顔の花園くん。
コイツが「かわいいひと」です。
え？って思うでしょ？
でも、読めば納得。
その仕草、行動、そして表情。
かわいいなぁ・・・。
ってなってきます。
優しくて母親思いでちょっと天然。
こんな好青年がいるのだろうか！
かわいい人たち。
花園森也（27）。
実家の花屋を継いでいる。
顔が怖くて理不尽に避けられる日々。
ちなみにかわいい時はこれ。
鈴木日和（20）。
大学３年生のお嬢様。
学祭のミスコンの時に花園くんに助けられ一目惚れ。
鈴木和馬（25）。
日和の兄。かなりのシスコン。
最初は花園くんをストーカー扱いするがだんだんと打ち解ける。
おままごとのような恋愛？
主人公の花園くんは２７歳。
ええ歳です。
でも付き合ったのはこれが初めてということで。
もう中学生のようなおつきあい。
ぎこちない。
手をつなぐだけで両者赤面とか。
見てるこっちが恥ずかしくなるわ！
面白いけど、なんだかな〜〜。
おままごとすぎるわ！
て、思ってました。３巻まで。
最新刊の４巻での急展開！！
オイオイオイ（にやり）
ヤる時はヤる男だったのね！！
ちょっと見直したぜ！
そして。
主人公の花園くんが好感が持てるのは当然として。
このヒロイン、日和がいい！
ゆるふわキャラに見せておいて。
ぐいぐい行きます。
もう、肉食と言っていいほどでは？
かわいい顔して、独占欲ありまくり、嫉妬しまくり。
こんなこと言える彼女。
素敵やん。
やらかした兄をゴミのように見る目。
素敵やん(笑)
さて、評価は？
ストーリーはなんとも甘い恋愛モノですが。
少女漫画独特のもどかしさ。
感情の「揺れ」や恋愛に至るまでの「葛藤」。
そういうのはないです。
あくまで「顔が怖い」をネタに進んでいくストーリー。
恋愛漫画というより、コメディ漫画に近い。
１話目ですでに告白して付き合っちゃいますので、恋愛のめんどくさい系展開をお求めの方はちょっと合わないかも。
逆に男の人は「ふふっ」て笑って読みやすい。
このゆるさと甘さは嫌いじゃない。
ということで。
ほっこりできますよ、の【星６つ】でオススメです。
あえて言いたい。
おっさんだって。
たまにはこういうのを読んでニヤニヤしたいんだ！
１巻から読む
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