約束のネバーランド

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No.203
カテゴリ:ファンタジー/ドラマ・サスペンス
オススメ度9 ★★★★★★★★★☆
著者:原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
出版社: 集英社
発売日:2016/12/2(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「一体 何から僕らを守っているんだろう」

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え、この作品!?
ジャンプに掲載してんの?

と驚いてしまったのが!
この「約束のネバーランド」です。

これは「デスノート」を超えるか!?

あらすじ

母と慕う彼女は親ではない。
共に暮らす彼らは兄弟ではない。

しかし、エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幼い兄弟たちと幸せな毎日を送っていた。

ある日、彼らの日常は終わりを告げる。
真実を知った彼らを待つ運命とは…!?


感 想

ファンタジー?サスペンス?
どっちだこれ?

めっちゃくちゃ面白い!

なんとも可愛いく素敵な表紙。
白づくめの子供達。
そしてこのタイトル。

てっきりSFファンタジーものと予想して手に取りました。

が!

マジか!!
見事に裏切ってくれた!

すごい掴みの一話目。
少年ジャンプ掲載作品でこれほどドキドキしたのは、あの「デスノート」以来。

一言で言うと。

ザ・脱出劇!!!


脱出する人たち。

エマ。
抜群の運動神経と驚異的な学習能力を誇る。

ノーマン。
沈着冷静。天才的な頭脳を持つ。

レイ。
博識でキレ者。

ママ。
3人が母と慕う孤児院の所長。


↓ちょいネタばれを含みます↓

*事前情報が欲しくない方は飛ばしてください!

孤児院だと思っていた場所が、実は自分たちを閉じ込め管理している場所だと気づく。
里親に引き取られていくはずの子供たちは、実は「出荷」されていたと知る。

それに気づいた最年長の3人が、脱出計画を立てるという内容のこの1巻。

オイオイオイ!
ディープだぞ。

本当にこの掲載誌で大丈夫?と心配してしまう。


構成が上手い!

1巻は、まだまだ謎だらけ。
わざと隠しています。
伏線を張りながら丁寧に描いている印象。

孤児院の外の世界がまるっきり未知。
情報がまるでない。
ぐるりと森と壁に囲まれている様子は、映画「Village」を彷彿とさせます。

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孤児たちの出荷先の相手は異形の者。
こいつたちはどういう存在なのか?
エイリアンなのか、それとも?

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時代背景が謎。
孤児院の中は古い建築様式だけれど、時代設定は近未来。
作中では2045年とされています。
地図も出てきますが、現代と同じ。
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う~む。
荒唐無稽のSF設定なのか?
文明が終わった後の世界なのか?

全く読めない!
気になるわーーー!!

今後の展開は?

孤児院を管理しているママ。強敵!
主役3人が対峙します。

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このママが狡猾。
「3人 vs ママ」の駆け引き、頭脳戦が見もの!

でもママにも悲しい過去がありそう。

一話目で、里親に出される(出荷される)6歳のコニーが言います。

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「大人になったらママみたいな”お母さん”になりたいんだ」

これ、なんだか深い伏線の気がします。

子供たちの首元にある鑑識番号。
そしてママの首元にもある鑑識番号。

表紙カバーをめくると、かつてのママらしき幼い少女が立っています。

しかもたった一人で…。

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この世界を「生き残る」=「管理する側のママになる」図式なのか?

象徴的でなんだかゾッとしますね。


さて、評価は?

1巻としては最高の滑り出しではないでしょうか。

まずは、満足の【星9つ】

次巻は2月、4月と連続刊行予定。
うう…。早く先が読みたい。

最近はめっきり少年ジャンプコミックスは買わなくなってましたが…。
これは最後まで追っかけてみたい!

でも、本当にジャンプで大丈夫かな?
人気が出て、無理やり引き伸ばしとかされないかな、、、?

と、オッさんはストーリー以外のところでもドキドキしてしまいます。


最新5巻まで読んで。

【9/7追記】

最新巻の5巻を読みました。

遂に!
脱出です!!

いや〜長かった。
二転三転…いや、四転五転するようなここまでの展開。

1巻からの緊張感とテンションは全く落ちず。

うん、ここまでは本当に面白かった。

脱出された後、行く末を見守るママのこの表情。

おおう、ママ…。

そして始まる新展開!

外の世界は謎がいっぱい。

さらに面白くなってきました。

まだまだ目が離せねぇ!

一巻から読む
(2016〜)

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