No.1
カテゴリ:新作/ダークファンタジー
オススメ度8 ★★★★★★★★☆☆
著者:藤田和日郎
出版社: 小学館
発売日:2016/7/12(1巻)
巻数:1〜2巻以下続刊 <連載中>
「双亡亭壊すべし。」
「うしおととら」「からくりサーカス」の藤田和日郎先生の最新作!
この表紙!このタイトル!
キタキタキターーーー!
「うしとら」のあのダークさが帰ってきました。
これは期待できそう!
あらすじ
大正時代より、東京の沼半井町に傲然とそびえ立つ「双亡亭」。
その屋敷には「何か」がいた。
その不可思議な建物に導かれるように集まってくる因縁と謎に満ちた者たち。
そして皆が声を揃えて唱える。
「双亡亭壊すべし!」
何が始まるんだ!?というプロローグ!
この屋敷が幽霊なのか、妖怪なのか、超常現象なのか、謎だらけ。
わかってるのはただ一つ。
中に入った人間は出られない。
1巻は、まずは登場人物紹介といったところ。
これまた魅力的なキャラたちが出てくる。
タコハ。「双亡亭」の隣に住んでいた絵描き。
主人公?でいいのかな。役に立つのか?
禄郎。「双亡亭」に親を殺された少年。
謎の少年と友達になる。
柘植 紅。禄郎の姉で巫女。
ヒロイン。霊力高し。
青一。「双亡亭」に恨みを持つ、45年間行方不明だった謎の少年。
物語のキーマン。腕がドリルになるぞ。
「双亡亭」を空爆する首相。
昔からの因縁を抱えている。
何か知っているっぽい。
その全員が全力で「双亡亭」を壊しにかかる、というこの1巻。
スピード感、迫力は相変わらずの藤田節。
力強い線の束。
絵の雰囲気は、前作の「月光条例」よりぐっとダークに!
おどろどろしい方向に舵を切ってます。
やはりこちらの方が断然好きだ!
1巻では話の全貌はまるっきり見えず。
方向性もわかりかません。
ただ、引き込まれる。次が気になる。
もうすぐ2巻が出ます。
とりあえず早く続きが読みたい。
2巻を読んでみた。
【1/6追記】
2巻では「双亡亭」の中に入っていきます。
集められた能力者たち。
ますます「うしとら」っぽい展開に。
ただケチョンケチョンにやられてしまいます。
3巻で反撃が始まるのか??
7巻まで読んでみた。
【1/29追記】
双亡亭の成り立ちの秘密。
腕がドリルになる少年・青一と双亡亭の因縁。
様々な謎がこれまで明かされてきました。
でも。
まだまだ!
謎の底が見えません。
次に明かされるのは、双亡亭の主人で画家の坂巻泥努の謎か?
タコハ、晴一、禄郎。
主人公も一体誰なのか?
館のあちこちでマルチに進むストーリー。
物語は混沌として、まるっきり明ける気配はなし。
どんな決着がつくのか…。
これは予想できません。
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