No.368
カテゴリ:日常
オススメ度6 ★★★★★★☆☆☆☆
著者:ヨコイエミ
出版社: 集英社
発売日:2017/9/25
巻数:1巻完結
「さびしい…」
誰かと話をしたくなったら…。
ひとりになりたくなったら…。
カフェに行ってみませんか?
なんてキャッチコピー。
まさしくコーヒー片手にまったりと読みたくなる。
可愛い日常系シュートショートです。
それがこの「カフェでカフィを」です。
概 要
カフェをテーマに様々な人間模様が交差する。
お茶をめぐるちょっぴりユーモラスな16編を収録。
このゆる~い感じ。
なんとも心地よい。
ゆるく、あっさり。
たまにしっとり。
それでいて要所にキラリと光るセンスがにくい。
ライトにサクサクと読めてしまいます。
1話が10ページちょっとのエピソード。
それが16編も収録。
幾つかのエピソードがリンクしています。
その繋がりのおかげというか。
ショートショートの羅列なのに、もの足りなさを感じません。
人間ドラマが垣間見える。
コーヒーがあり、お茶があり。
人が集うところは、すべてカフェ。
普通の人々の何気ない日常。
みんながそれぞれ。
ちょこっとづつ関わり合って生きている。
そんな優しい視点で切り取ったカフィのある日常の風景です。
あらすじ&1カット
1. タラコ女
タラコのかけらが顔についていたにも関わらず、一日誰にも指摘されなかった女性。
誰も自分の顔なんか見てないのか!とイタズラ心で眉毛をくるくるにしてカフェに行ってみるが…。
3. こづかい帳
こづかい帳をつけるのが趣味の夫。
ある時、見覚えのないカフェのレシート発見するが…。
6. 野点はいかが?
出戻りのマサコ。
昔お世話になったフミおばさんから、野点のお誘いが入るが…。
11. 三爺マンガ同好会
定年退職後。三人の老人が集まりマンガ同好会を作った。
本日もその集まりが福祉会館で行われていたが…。
さて、評価は?
作画はとてもシンプル。
しかし、この少し力の抜けたゆるい感じがいいんです。
昨今の演出過剰とも言えるような漫画に読み疲れた時は。
ほっと、一息つけるこんな短編集はいかがでしょう?
まったりほっこり読めます。
【星6つ】でオススメです。
ゆる〜くなりたい時にどぞ。