夜廻り猫

No.256
カテゴリ:ドラマ・ヒューマン
オススメ度2 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
著者:深谷かほる
出版社: 講談社
発売日:2017/3/23(1巻)
巻数:1〜3巻以下続刊

「泣く子はいねが〜」

Amazonレビューで驚くほどの高評価を得ている作品があります。
「泣ける」「しみる」「響く」等々。

大絶賛の嵐!!

おいおいおい。
そんなにすげぇの?

すごく幻想的で心惹かれる表紙。
いい雰囲気が出てるぞ。

こんなにレビューがいいなら、読んでみるか!
と、期待に胸膨らませ手に取ったのが。
この「夜廻り猫」です。

あらすじ

「泣く子はいねが〜」。涙の匂いのするところに現れる夜廻り猫の遠藤平蔵。

老若男女、犬猫問わず、涙する人とともに呑み、笑い、ときに励まし、
ときに見守り、いつも彼だけはそっと寄り添う。

Twitter上で発表されていた作品が共感を呼び、書籍化。
人情あふれる8コマ漫画。


感 想
これに感動??
涙が出るの?

僕がおかしいのか…。
ピクリとも心が動かない。

むしろ1巻を読みきるのさえしんどい。

オススメする箇所、、、?
えええ。。。。悩んでしまう。

作画は優しくて。
ほっこりします。

8コマながら人情味ある各エピソード。

でもね。

大絶賛するほどかな?

ここは「漫画」作品のレビューサイト。
本作を「漫画」と考えるなら。

正直、面白くない。
ファンの人ごめんなさい。
僕がひねくれ者かもしれません。

レビュー欄の大絶賛の嵐に違和感があります。
これ、ステマじゃないだろうな(笑)

最近、良い方向にも悪い方向にも、謎の盛り上がりをする作品がありますね。


表紙とは段違いの作画。

1巻。
最初の数話はなぐりがき。
まるでネーム。
初めて読んだ時はこんなの本に載せるのか!?と驚愕。

2巻。
売れ出したので、綺麗に描いてます。
それでも表紙のクオリティを期待すると肩透かし。

こんなトーンで静かに続いていきます。

そして後半になるにつれ。

無理やり「いい話」を描こうとしているのが伝わります。

そういうところにも冷めてしまったんですよね。


強気やね。

ゆるくまったり。
8コマで綴る深イイ話的な。

これね。

無料で読めるTwitter掲載のままなら、断然いいと思うんですよ。

毎夜「夜回り猫」が更新される。
眠る前に「本日の遠藤平蔵さん」を見て癒される。

日めくりカレンダーさながら。

それって素敵やん。

こういう作品って。
毎日、1ページづつ読むから良いのであって。

どかっと単行本で一気に何十話も読むとなると。
「侘び寂び」なんてあったもんじゃない。

さらに。
書籍化した本作、なんと!

本体価格、¥1080。
Kindle版、 ¥972。

ええええええ?

普通のコミックの2倍です!

じゃぁ、どんだけ面白いの?
って期待しちゃうじゃないですか。

コミック2冊分に匹敵する内容か?
と問われれば。

否。

高っかたのに…orz

最初はKADOKAWAから2016年に出ています。

重版となり講談社から2冊同時に出たのが、今回の分です。

KADOKAWA版を読んでいないので、中身にどれほどの違いがあるのかわからないのですが、
それでも、重版になった途端に300円も値上がりしています。

人気があるうちに売っちまえ!ですか?
しかも「このマンガがすごい 2017 オンナ編」にも堂々のランクイン。

強気だな、オイ!


さて、評価は?

無料Web漫画としては断然あり。

ですが、書籍版の値段を考えると…。

お前、高過ぎやねん!…の【星2つ】

あくまで、僕の意見です。

人気を博し、共感を呼び。
書籍化に至ったということは、それほど誰かの心の琴線に触れたということ。

それはやはり素晴らしいことです。

僕が「夜廻り」を必要としないだけかも(笑)

夜、一人でさめざめ泣くとか。
そんなメンタルないです!ハイ。

でもね。
Amazonレビューを覗いてみると。

「この作品を好きと言えば意識高い!」みたいな。
「この漫画をオススメしてるアタクシいけてる!」みたいな。

なんだか。

サブカルチャーを「したり顔」で語る。

そんな人間の見栄が見え隠れするぞ。

今作は一度試し読みをすることをオススメします。

そこで面白いと思った方はどうぞ!

1巻から読む
(2017〜)

こちらのサイトで試し読みできます。
➡︎ 夜廻り猫

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