No.422
カテゴリ:日常/学園モノ
オススメ度8 ★★★★★★★★☆☆
著者:小坂泰之
出版社: 秋田書店 (2017/10/20)
発売日:2017/10/20(1巻)
巻数:1〜2巻以下続刊
「ていぼう部へようこそ〜」
女子高生たちが、海で「キャッキャウフフ」する漫画か!?
っと思ったら……違いました!
想像以上にガチでしたw
読んだら、思わず海に行きたくなっちゃう。
それがこの「放課後ていぼう日誌」です。
あらすじ
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。
堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ釣りをはじめることに!
個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?
このゆる〜い表紙から想像できないほど。
面白いやんけ!
「釣り」を部活動として行う「ていぼう部」。
なんとセーラー服がユニフォーム。
釣りに潮干狩りに女子高生が大奮闘。
そんな部活動の日々をコミカルに描いた作品です。
ストーリーは…。
都会から引っ越してきた主人公が「ていぼう部」に強引に入部させられるところから始まります。
生き物が苦手で運動音痴。
典型的な、天然ドジっ子。
いかにも、、ですが(笑)
そんなドジで生き物苦手の女の子が…。
釣りの楽しみを知っちゃう。
ぐいぐいのめり込んでいっちゃう。
その描き方がお見事!
楽しくなっちゃいます。
そして。
主人公が初心者であるゆえに。
釣りの初歩から描いていくという構成。
とにかくわかりやすい!!
釣りの未経験者でさえも十分に楽しめます。
ていぼう部な人たち。
鶴木 陽渚(つるぎ ひな)。
1年。手芸が好きなインドア派。
生き物が苦手な釣り初心者。
帆高 夏海(ほだか なつみ)。
1年。ひなとは幼馴染。
元気なムードメーカー。
黒岩悠希(くろいわ ゆうき)。
3年。ていぼう部の部長。
ひなを「ていぼう部」に引きずり込む。
大野 真(おおの まこと)。
2年。ていぼう部の副部長。
実家は魚屋。料理がうまい。
How to 本的な!
毎回、釣りのテーマが変わります。
初心者・陽渚に教えるという体で、読者にもわかりやすく、その魚の釣り方、ポイント、仕掛けの作り方などが描かれます。
1. 餌の仕掛け方。
2.キャスティングの仕方。
3.ソフトルアーの使い方。
4.糸の結び方。
う〜ん、ハウツー!
いや、ほんと。
ものすごく分かりやすいです。
5.魚のシメ方まであり。
これも…ハウツー!!
さて、評価は?
日常系漫画って。
作画が命な気がします。
作画がおなざりだと、興ざめしてしまうことってありませんか?
大きな魔法やファンタジーなどがない。
身近な日常である分、ごまかしがきかない。
作画の力量が作品の出来を左右してしまいます。
細部までしっかり書き込まれてるからこそ。
安心してその日常の世界に没頭できるというか。
その視点で見ると、本作はとても作画が丁寧で良い!
描き込まれているのに、すっきりと見やすく。
これぞ!日常系漫画!という塩梅です。
2巻まで読了。
釣り好きも、そうでない人も
日常系好きも、そうでない人にも。
人を選ばずオススメできちゃいそう。
これは面白い!の【星8つ】で。
次巻にも期待。