No.210
カテゴリ:ホラー/歴史ファンタジー
オススメ度5 ★★★★★☆☆☆☆☆著者:スエカネクミコ
出版社: 小学館
発売日:2017/1/12(1巻)
巻数:1巻以下続刊
「パンが無ければ「肉」を喰え」
これ、大丈夫なのか?
という新作がスタートしました。
ベルサイユ宮殿がゾンビに埋め尽くされる!?
前作「放課後のカリスマ」で奇想天外な偉人のクローンたちの物語を描いたスエカネクミコ先生。
今度はフランス革命!?
それがこの「ベルサイユオブザデッド」です。
あらすじ
婚姻のためオーストリアからフランスへと向かったマリー・アントワネット一行。
しかしその道中で「不死者」の群れに襲われてしまう。
密かに同行していたマリーの双子の弟・アルベール。
姉の危機を前に、尋常ならざる決断をする…。
とりあえずゾンビ物となれば読まずに素通りできないこの体質(笑)
で、読んでみたのですが。。。
これ、どういう物語になるんだ??
カオス感が半端ないぞ!
1巻ですでに!
伏線というか、設定がてんこ盛り過ぎて、迷走状態。
物語がどこに向かっているのか全くわかりません。
先が読めない!!
ベルサイユな人たち。
アルベール。(架空の人物)
マリーアントワネットの双子の弟。
姉になりかわり宮殿へ。
政略結婚だったため、周囲もそれ(男)と知りながら押し通すことに。
そして、彼には大きな秘密がある様子。
Before
After
マリーアントワネット。(実在の人物)
1話目で、すでに不死者の餌食に…。
後に復活があるのかどうか!?
デュ・バリー夫人。(実在の人物)
現国王ルイ15世の愛妾。
マリーアントワネットと対立する。
フェルセン伯爵。(実在の人物)
後に許されざるマリーとの恋に落ちる(はず)。
ルイ16世。(実在の人物)
次期フランス国王。
マリーアントワネットの夫。
地下に何か秘密を隠している。
バスティアン。(架空の人物)
マリーアントワネットの近衛兵。
入れ替わったアルベールに何かが憑いているのを感じ取る。
不死者の皆さん。
なぜ生まれてくるのか?伝染病なのか?
ある組織がかかわっている模様。
謎の少年。(実在の人物!?)
不死者たちとともに行動している。
不死者たちが「な…ぽ…レ…」
とか言っちゃってるんですが。
まさかあの人か!??
歴史上実在の人物と、この物語のみの架空の人物が入り乱れる世界。
なまじ史実が有名な分、ややこしさがアップ!
フランス革命 + ゾンビ!
マリーアントワネットといえば、言わずとしれたフランス革命でその生涯を閉じた王妃。
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」の発言が有名です。
そこから「パンがなければ肉を食え」のアイデアが生まれ…。
肉・・・を食う・・??
そうだ! ゾンビだ!!!!
ゾンビとフランス革命を一緒にやっちまえば面白いんじゃね?
…みたいに始まったのではないかと。
さて、評価は?
謎がてんこ盛りのストーリー展開。
- マリーアントワネットを「男の娘」設定にしたのは?
- その彼に何かが憑いてるんだけど?
- 不死者の生まれた理由は?
- デュ・バリー夫人とその周辺の組織は何企んでるの?
- ルイ16世と秘密の地下の存在は?
- 1巻最後で出てくるあの少年は…?
これをどうまとめてゆくのか。
一つだけはっきり予想できること。。
バスチーユ牢獄とベルサイユ宮殿に押し寄せるんでしょうね。
不死者の群れが!!
まだ面白いかどうかわかりません。
正直、困惑中。
何だこれ???
と思ってる間に1巻が終わってしまいました。
とりあえず、読んでみたわ…の【星5つ】。
次巻も読んで確かめます。
【その他のスエカネクミコ作品】