星の王子さま

No.395
カテゴリ:ギャグ
オススメ度6 ★★★★★★☆☆☆☆
著者:漫☆画太郎
出版社: 集英社
発売日:2018/1/4(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「こいつ…クレイジーだ!!!」

ブッハw!

ついにこの方の新作を紹介するタイミングがきました!

嬉しいような怖いようなww

ギャグ漫画界の異端児にして、オンリーワン!

誰も真似できないその独特の画風。

そうです!

あの漫☆画太郎先生の新作です。

それがこの「星の王子さま」です。

あらすじ

サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」を独自の解釈で漫画化!

飛行機の故障で砂漠に不時着したパヤオが出会ったのは、羊の絵を描いて欲しいと言うクレイジーな少年だった…!


感 想

原作の「星の王子さま」。

誰もが知っているサン=テグジュペリの名作です。

今からおよそ70年前。
1943年にアメリカで刊行されました。

200以上の国と地域で翻訳され、その発行部数は、なんと1億5千万冊以上!

世界的に有名な、大ベストセラーです。

「読んだら必ず宝物にしたくなる」
そんなキャッチコピーがついてます。

子供の頃に読んで。

心の宝石箱に「王子さま」をそっとしまった皆さん。

あのですね。。。

読んじゃ、ダメーーー!!

宝石箱に、クソを突っ込まれます(笑)

原作レイプなどという言葉では済まない。

毒の強すぎるパロディ。

もはや原作殺し。

いや!逆に!

まさかの産み直し!

その独自すぎる解釈は、かの名作「星の王子さま」さえも至高のお下品ギャグ漫画へ転生させてしまいました。

マジか。

星の王子な人たち。

星の王子さま。
B612から地球へやってきた。
斧を担いだフルチン。手からぬるぬるした液を出す。
実は悲しい運命を背負っている…!?

パヤオ。
パイロット。飛行機が壊れて不時着したところで王子と出会う。
名前は某ジブリの監督とは一切関係ございませんw

キツネマン。
一人で世直しをしている過激派。
地球での最初の王子の友達。

ババァ。
上半身がバラで下半身がバオバブ。
王子の星を乗っ取った植物。


原作に忠実だと?

まずは原作のあらすじを見てみましょう。


飛行機の故障で砂漠に不時着した僕。

そこで僕は王子に出会います。

王子の星は家ほどの小ささ。

その星には根を張って星を割いてしまうほど巨大になるバオバブの芽と、バラの花が咲いています。

王子は自分の星を出て旅をしました。

6つの星に立ち寄り、7番目の星で地球にたどり着きました。

そこでキツネと仲良くなって一緒に遊びました。


なんですと…。

キツネもバオバブも。

6番目の星の住人「机を離れたこともないという地理学者」もでてきます。

意外に忠実じゃないか!!

と思っていたら…。

斧でズバーーン!!

ブシャーーーーー!!!!

って。

こんなシーンないないww

ハイ、そういうことです。

「星の王子さま」の世界がぐちゃぐちゃのドロドロに。

でも、でも!

このクソまみれが、とてつもなく好きだ。
綺麗なものを、縦横無尽に汚しまくる。壊しまくる。

それなのに。
その汚さと破壊の中に生まれるものがあります。

強烈なアイロニー。

めちゃくちゃな中にキラリと光るメッセージ性。

大事なところは外しません。
だからこそ、もっとも有名なあのセリフもしっかりでてきます。

「大切なものは、目に見えない」

って、、あれ?

ちょっと違うぞ(笑)

さて、評価は?

正直、手放しでオススメできません。

なぜかって?

もう一度、1巻の表紙を見てください。

ね?

作品タイトルより作者の名前の方が大きい。

ええ。つまり。

そういうことです。

漫☆画太郎という著者が好きかどうか。
いや、楽しめるかどうか!

それだけです。

巻末あとがきで古本屋で買った人への著者からの熱いメッセージが載っています。

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⬇︎

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ね?

楽しいでしょ?

…と。

思える人だけどぞ!の【星6つ】でオススメします。

それにしても。。

漫☆画太郎先生。

汚いババァを描かせたら、日本一ですね。

1巻から読む
(2018〜)

原作:星の王子さま
著者:サン=テグジュペリ
翻訳:河野万里子

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