推しが武道館いってくれたら死ぬ

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No.212
カテゴリ:ギャグ
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆

著者:平尾アウリ
出版社: 徳間書店
発売日:2016/3/1(1巻)
巻数:1〜2巻以下続刊

「私の人生には舞菜の1分1秒が必要なんです!!」

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みなさん「推し」て言葉知ってますか?
AKBの総選挙とかで有名になりましたよね。

アイドルグループのファンが、ある特定のメンバーの一人を熱烈に応援すること。

その「推し」に全てを捧げたドルヲタの奮闘記!

それがこの「推しが武道館行ってくれたら死ぬ」です。

あらすじ

岡山のマイナー地下アイドル「ChamJam」。
その人気最下位メンバー「舞菜」に人生すべてを捧る熱狂的ファン!

伝説の女「えりぴよ」さん! 舞菜が武道館のステージに立つ日まで…。

えりぴよの全身全霊傾けたドルヲタ活動は続くっ!


感 想
なんだこれwww 面白い!!
共感できないけどwww

今まで「芸能」をテーマにした作品はいくつもありました。
だがしかし!

ファン、しかも「ヲタク」を主人公にした作品は初めてです!

ただのヲタクじゃありませんよ。
アイドルヲタク…そう!ドルヲタです!

推しメンのためにすべてを突っ込む!
5秒の握手のために1000円のCDを1枚買う!
10枚買えば50秒ゲットだぜ!!
あかんww
この心理、わかりません(笑)

著者はドルヲタの経験があるのか!!ってくらい。
「ドルヲタあるある」がいっぱい詰まってます。

ちなみに著者は女性です。
主人公の「えりぴよ」さんも女性。

主人公のヲタクを可愛い女の子にしたことで、ドルヲタ独特のビジュアル的暑苦しさを回避。

そこにキモさ、ウザさはありません。
ひたむきな情熱には感動さえ覚えます。

著者のドルヲタへの愛情を感じてしまいます!


推しなメンな人たち

えりぴよ。推しメン:舞菜。
収入は全てCD買い占めに。
そのため常に高校時代の赤ジャージ。
舞菜を愛しすぎてライブ中に鼻血ブーしたりする。

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くまさ。推しメン:れお
れおの古株のファンでTO(トップオタ)。
皆から一目置かれる。
えりぴよとは戦友のような関係。

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舞菜。
「ChamJam」メンバー7人の中で人気は一番下。
メインカラーはサーモンピンク。
内気でシャイ。
実は「えりぴよ」のことを気にしていて…。

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れお。
「ChamJam」のリーダーで一番人気。
メインカラーはピンク。
グループのことを常に考え、プロ意識が高い。

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「ChamJam」のみなさん。
メンバーは7人いるぞ。

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勉強になりますっ!

様々なヲタ用語が出てきますぞ。

貴殿はいくつおわかりかな?
ちょっと書いておきますか。グフフ。

  • 塩対応。
    ファンへのそっけない対応。
  • 固定レス。
    特定のファンを見つけた時にするポーズ。
  • 推し変。
    推しメンを変えること。
  • TO(トップオタ)。
    オタクの中でも他の追随を許さない第一人者を指す。

知らない世界で目からウロコ。
勉強になりますっ。


さて、評価は?

この作品の魅力はなんといっても。

愛すべきヲタクたち。
こっちの人たちの方こそ応援したくなる(笑)

これはきっと一度でもアイドルにハマったことがある方なら共感しまくりじゃないかと。

2巻ではついに総選挙ならぬ、グループ内人気投票がスタート!
ヲタたちの熱いバトルが勃発します。

さらには、メンバー同士の百合な展開も少しあるご様子。

この後「ChamJam」がどうなるのか?
そしてヲタたちは?

地下アイドルからのし上がっていくサクセスストーリーが見れるのか?

オススメの推し7つ! いや【星7つ】w

ますます注目したい次巻です!

1巻から読む
(2016〜)


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