No.186
カテゴリ:恋愛/1巻完結
オススメ度6 ★★★★★★☆☆☆☆著者:吉富昭仁
出版社: 一迅社
発売日:2009/6/18
巻数:1巻完結
「キスしちゃお」
SFからヒューマンドラマからギャグからエロティックまで。
なんとも振り幅の広い作品をさらりと描いてしまう。
そんな吉富先生の初の(ガチ)百合漫画。
それがこの「熱帯少女」です。
概 要
どこか懐かしい風景の下で紡がれる、少女たちのオムニバス・ストーリー。
女の子が女の子に恋する気持ち。
思いを遂げる瞬間を切り取った、珠玉の9編。
制服、スク水、浴衣にスイカ、etc…。
夏ならではのモチーフで彩られた、箱庭のような静かでキラキラした世界!
なんだ、この清涼感??
夏で!少女で!ビニールプール?
ノスタルジックが止まらない。
ポカリか微炭酸か!?
急に飲みたくなってしまいます。
毎回書いていますが、吉富先生の描く少女は可愛い。
キラッキラ!
読んでるだけでキラキラ光線に癒される。
プリズムを覗いているみたい。
まるで…これは…。
特に表紙が綺麗で気に入っています。
実は、それだけで購入しました。
百合漫画といえ、内容はソフトな部類でしょう。
キスより先には進まない。
綺麗な少女の二人組の淡い夏の恋が実るまで。
思春期の一瞬の輝きを描いていきます。
軽快なセリフは健在ですが、コメディよりロマンス。
切なさと、胸キュン。
甘酸っぱい恋のスパイスと夏の風景がノスタルジイを刺激します。
まるで思春期の宝石箱やぁ。
って、もう何書いてるか分からなくなってきました(笑)
各エピソード、ほとんど二人の女の子しか登場しません。
コミックのあとがきで吉富先生が書いておられます。
なるほど、そのコメント通りの仕上がりとなっています。
深くは掘り下げず、少女たちの一瞬の輝きのみを描く。
う〜ん、綺麗ですねぇ。
黒髪同士。
あえて言うなら、二人組のビジュアルの組み合わせが毎回似ていることかな。
黒髪ボーイッシュと黒髪ロングの清楚系のカプ。
(1話より)
(2話より)
(3話より)
(4話より)
似てる……よな…。
でも、黒髪・・・。
可愛いからいいんですよぉ!
さて、評価は?
ふとした時。
何だか急に読み返したくなるそんな短編集。
少女たちに癒されたい…。
そんなオジさまのみんなーー!
【星6つ】でオススメですよ。
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