No.95
カテゴリ:ドラマ・ヒューマン/1巻完結
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆著者:穂積
出版社: 講談社
発売日:2012/9/10
巻数:1巻完結
「明日 結婚する」
この作品を初めて手に取った時、またすごい作家さん現れた!と思ったのです。
それがこの「式の前日」。
概 要
色々な「式」をテーマに描くオムニバスストーリー。
収録作品は以下の6編。
「式の前日」
「あずさ2号で再会」
「モノクロ兄弟」
「夢みるかかし」
「10月の箱庭」
「それから」
あらすじ & 1カット
1. 式の前日
翌日に結婚式を控えたある女性の一日。
2. あずさ2号で再会
娘に会いにやってきた父親との内緒の交流。
3. モノクロ兄弟
ある双子の兄弟の物語。
4. 夢みるかかし
農場の「かかし」が見守ってきたある女性の物語。
5. 10月の箱庭
小説家の前に突如現れた女性の正体とは…?
6. それから
「式の前日」の後日譚。
なんとも繊細な描写。
感性が溢れてるというか。
絵柄も好みです。
薄すぎず、濃すぎず。
少女漫画すぎず、少年漫画でもない。
非常に読みやすい。
若手だからこその高い評価、というレビューも ありますが、若かろうがベテランであろうがいいものはいい!
僕は好きです。
「あずさ2号で再会」は特にお気に入り。
これは泣ける…。
短編ですが、各エピソードに必ず「おっと!」という仕掛けがあります。
それも見所。
その後の作品も全部読んでいますが、どの作品にもそういった「仕掛け」があります。
必ず読者の意表をつく。
その他の作品も後ほど紹介していきたいと思います。
できれば、そろそろ長編作品を描いて欲しいところ。
穂積先生。ぜひ、お願いします。
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(2017〜)
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