今日からゾンビ!

No.315
カテゴリ:ギャグ
オススメ度3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
著者:原作:石川 優吾 作画:荒木 宰
出版社: 小学館
発売日:2016/10/18(1巻)
巻数:2巻完結

「ごめ、噛んじゃった…」

可愛いゾンビ現る?

またも変化球な漫画です。
最近よく電子書籍のバナー広告でみます。

気になったので読んでみました。

それがこの「今日からゾンビ!」です。

あらすじ

女子高生アイドル・ぷぅかは撮影で訪れた山奥でゾンビに噛まれてゾンビ化。

その日から、ゾンビ村での楽しい生活が始まる…!?


感 想

ハイ、出オチ漫画(笑)

最初のインパクトがMAXです。

可愛い女の子がゾンビ化!

なんで、そうなる!

でも人を襲ったりはしません。
カラダが崩れたりもしません。

ゾンビが村でワチャワチャ暮らしています。

ただそれだけ。。。

う、う〜〜〜ん。。

ゾンビな人たち。

田畑風花。通称:ぷぅか。
売れないグラビアアイドル。
ゾンビ化してしまう。

スケキヨ。
山でゾンビに襲われたぷぅかを助けようとして、間違って噛んでしまう。
江戸時代からゾンビ。

村長。
ゾンビ村を束ねる。
腐敗防止の薬を作れる。


ブレまくりの路線。

ゾンビたちが体を腐らせながら生きていくコメディです。

大前提として、この世界には普通にゾンビがいるという設定。

山奥には飛び出し注意の看板が!

噛まれてゾンビになってしまった人たちは、争いを避け山奥でひっそり暮らしています。

その「いいゾンビ」の連中の村で暮らすことになったぷぅか。

始まるゾンビ村での生活。
戸惑いながらも奮闘する、という展開。

これが中々に面白い。

でも、それがねぇ。
1巻の後半にもなると。

ネタが早くも尽きたか。
気づけば浅くゆるいギャグに終始することに。

もっとゾンビの実生活をリアルに描いた「ゾンビあるある」路線でいってほしかった。

さらに。
途中でテコ入れなのか。

ちょいエロ路線が入ったり。
懐かしキャラが出てきたり。
なんだか路線がブレまくり。
どこに向かってるんだ?


さて、評価は?

原作は「よいこ」「スプライト」「カッパの飼い方」の石川優吾先生。

作中に意味不明に何回かカッパが出てきます。
オマージュも楽しみの一つなのか?

さらに懐かしキャラと言えば、主人公の名前が「風花」です。
最初の長期連載となった「よいこ」の主人公と同じ名前。

これもわざとかな?

最近はシリアス路線の作品でしたが。

改めて意識して読むと、この無茶苦茶なノリはコメディ路線の時の雰囲気があります。

でも石川先生の作画ならほんわか収まるのかもしれませんが…。

いかんせん。

作画が綺麗すぎる(笑)
女の子も可愛すぎる(笑)

このワチャワチャしたお話にはミスマッチと思う。

ギャグなのか?
ちょいエロがしたかったのか?

結局最後までよく分からないままで終わってしまいました。

1巻の前半こそ面白かったものの。
あとは2巻の終わりまで緩やかに失速。

変化球のゾンビ漫画ということで期待して読んでみましたが、ちょいと残念な読後感。

イマイチでした、の【星3つ】です。

全2巻を読む
(2016〜2017)


【その他の石川優吾 作品】

ワンダーランド 1〜5巻
(2015〜)

スプライト 全15巻
(2010〜2015)

カッパの飼い方 全15巻
(2003〜2010)

格闘美神 武龍 全18巻
(2002〜2007)

どりる 全4巻
(2001〜2002)

よいこ 全15巻

(1998〜2001)


【その他の荒木 宰 作品】

大日本サムライガール新党 全3巻
(2015〜2016)

いつか、夜明けの空で待ってる。 全3巻
(2013〜2014)

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