シニギワ

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No.168
カテゴリ:ドラマ・サスペンス/1巻完結
オススメ度6 ★★★★★★★☆☆☆

著者:福田健太郎
出版社: 集英社
発売日:2016/12/2(1巻)
巻数:1巻完結

「死は追ってくるんだ」

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ついに帰ってきた!?
「デビリーマン」の福田先生の新作。
画力が異次元レベルで向上して話題に!
それがこの「シニギワ」です。

あらすじ

この世には生きとし生けるものと同じ数だけの“死に際”がある…。

16歳の要 守は人の肌に触れることでその人の“死に際”を見る能力を持ち、「死神」と恐れられていた。

ある日、想いを寄せるクラスメイト・白石カナの“死に際”を見た守は、運命を変えようと奔走するが…!?


感 想

いったい作者に何があった?
どこに修行に出てたんですか!?

前作を読んでいても「作者別人やろ!」と思うくらい、画力が劇的に向上しています。

思えば前作「デビリーマン」は2巻で無念の打ち切り。
ストーリーは抜群に良かった。

これで作画さえよければ…。
小畑健先生(DEATH NOTE)の作画であれば、絶対人気作になっていたのに…なんて当時は囁かれました。

おそらく。
作者の福田先生も、そのあたりを十分にわかっていたのでしょう。

ごっつ鍛えてきたんですね!


画力が異常に向上。

前作からこれほど画力が上がった作者は他に思いつきません。

連載当初の10年前と比べると、画力が上がった…。
それはよくある話です。

でもね。
前作からたった1年後ですよ。

前作の主人公。Before。

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本作の主人公。After。

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前作の扉絵。Before。

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本作の扉絵。After。

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すごくない??

担当編集者のコメントが
「悪魔に命でも売ったのかな?」ですよ(笑)

マジかwwwww

ストーリーはどうなの?

さて。
画力の変化にびっくりしすぎて、後回しになっちゃいました。
肝心のストーリーはどうなんだ?

運命に抗う物語。
未来を知っている主人公が、その不幸な結末を変えようと奔走します。
言ってしまえばよくあるパターン。

と、、思いきや。
違いました。

斬新な設定。
そうきましたか!

いいぞいいぞ。これは期待できそう!

と思ったら。

せっかく出したその設定、もう使わんのかい!

3話目でやっと設定が見えた。
よし、これから未来を変える戦いが続くのね!
と思った矢先に。
次の4話で最終話。

エ? 何? 何?
これで終わり?
おいおいおいおい!
1巻完結する設定じゃないだろう!!

あ〜〜〜もったいない!

もしやまたも打ち切りなのか!?
それとも当初の構想通りなのか…?


さて、評価は?

1巻完結でなければ、星7ついきたい。
でも、すぐ終わってしまったので【星6つ】です。

せめて全5巻くらいで読みたかった。
今回は作画に力入れすぎて、燃え尽きたんじゃないか?

ぜひ、次回作に期待したい。
今度こそ名作が生まれると信じてます。

全1巻を読む
(2016)


【その他の福田健太郎作品】

デビリーマン 全2巻
(2015)

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