No.54
カテゴリ:SF/恋愛
オススメ度3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆著者:高橋しん
出版社: 小学館
発売日:2000/5/30(1巻)
巻数:7巻完結
「ぼくたちは、恋していく。」
ファンの人ゴメンなさい!
これはない・・・。
っと思ってしまった作品です。。
あらすじ
彼女が地球を滅ぼす最終兵器となってしまう物語。
それと男子高校生のほとばしるエロスとの戦い。
これは意見が真っ二つに分かれる作品だと思います。
SF作品として読むか、主人公たちに感情移入して恋愛作品として読むか。
僕は前者として読み始めました。
なぜ、彼女が最終兵器となってしまうんだろう?
その過程は?謎の組織が出てくるのか?
もしかして異星のテクノロジー?
兵器としての葛藤、苦悩、周囲との軋轢は?
ワクワク、、ドキドキ、、。
その高揚感は見事に裏切られます。
設定が大雑把で、色々な矛盾もすべてスルーしてしまうので、
それが気になって物語の中に入っていけませんでした。
SFだからリアリティを求めるのは筋違い。
それはわかっています。
ただ、SF部分と現実社会がリンクするような世界観では、もう少し論理的な設定が欲しいんです。
とはいえ、高橋しん先生の作品です。
展開が上手いのでやっぱりスラスラ読めてしまいます。
兵器となってしまった彼女に、触れたいのに触れられない。。
その「モジモジ」「ムラムラ」感を楽しめばいいのかな・・。
SF部分にガチにこだわらなければ、きっと面白い。
SF漫画として読むより、特殊な恋愛漫画として読むのがオススメです。
【その他の高橋しん作品】
「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」 1〜2巻
(2013〜)