大上さん、だだ漏れです。

No.304
カテゴリ:ギャグ/ラブコメ
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆
著者:吉田丸悠
出版社: 講談社
発売日:2017/6/23(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「ちんこ見せて」

健全な下ネタ漫画現る!!

純情な妄想が暴発する思春期エロラブコメですと?
どんな内容なんだ、おい!

ということで読んでみました。

それがこの「大上さん、だだ漏れです。」です。

あらすじ

エロいことに興味津々。
だが、それをひた隠しにしている女子高生・大上さん。

目立たず、ひっそり過ごしていたはずが、クラスの柳沼くんと接したことで、急展開!

リビドーがモロ出しになってしまうことに…!?


感 想

タイトルがいいですよね。
もう、すでに何かが起こりそう。

作品紹介文に踊る「思春期エロラブコメ」の煽り。

エロを期待した人いますか?

うん…。

はい、解散!

おいおいおいおい。
全然エロくない。

そこにあるのは、ちょっと下ネタな言葉の暴走。
昨今のエロコメに比べたら、全くもって健全です!

これは、可愛い女の子が実はエロいことを妄想している、というギャップと。
それを思わず口走ってしまう羞恥の瞬間。

このシチュエーションをニヤニヤ楽しむギャグ漫画です。

うん、とっても面白い。

だだ漏れな人たち。

大上芽衣子。
コミュ障ぼっち女子。
常にエロいことで頭がいっぱい。

柳沼慎一郎。
イケメンながら人としてどこかズレている。
触れると相手に本音を口走らせてしまう特殊体質。


これは恥ずかしい。

この作品の大前提として。

触れると本音を口走ってしまうという。
最大の特殊体質が存在します。

その原因は何なのか?
謎解きや説明は一切なく。

触れると。
本音がだだ漏れ。

これっw

この1アイデアで押してきます。

こんなに「ちんこちんこ」考えてる女子高生もそうそういないと思いますが(笑)

エロ妄想いっぱいの主人公と、嘘やごまかしがきかない男の子。

そこに「恋ゴコロ」は芽生えるのかどうか?

今は完全にギャグ漫画。

これからラブコメ展開にになっていくのかな?


さて、評価は?

著者の作品を読むのは「きれいなあのこ」以来。

随分と絵柄が変わりました。
いい方向に洗練されたと言いましょうか。

ストーリーはテンポよく。

主人公を取り巻く登場人物たちも増え、にぎやかになってきたところで1巻は終わります。

まずは上々の滑り出し。
【星7つ】でオススメです。

次巻も期待したい。

1巻から読む
(2017〜)


【その他の吉田丸悠作品】

じごくあね 全4巻
(2014〜2016)

きれいなあのこ
(2013)
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