終わりのち、アサナギ暮らし。

No.248
カテゴリ:ファンタジー/日常
オススメ度5 ★★★★★☆☆☆☆☆
著者:森野きこり
出版社: マッグガーデン
発売日:2017/3/10(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「あたしと一緒に暮らさない?」

突然ですが。
蜘蛛、好きですか?

どでかい蜘蛛と笑ってる少女のこの表紙。
すっごく気になります。

ほのぼのした印象の表紙ですが、果たして中身は?

ということで、読んでみました。
それがこの「終わりのち、アサナギ暮らし。」です。

あらすじ

凪いだ日々の中、山奥で一人暮らす少女・ナギ。
ある日彼女が出会ったのは、蜘蛛のような不思議な生き物だった。

一人と一匹の不思議な同居生活が始まるが…。


感 想

表紙の印象そのまま。

人外さんとの同居生活。
優しく、ほのぼのとしたファンタジー。

意外だったのは。

設定がディストピアだったこと。
一つの時代が終わった世界。

ほのぼのとした絵に、時たま似つかわしくない荒廃した街が出てきます。

そこが面白いかも。


アサナギな人たち。

ナギ。
山奥で一人で暮らす少女
父親の帰りを待っている。料理が得意。

アサ。
蜘蛛のような謎の生物。体長2m20。
ナギが朝に出会ったので「アサ」と名付けた。
人語を理解している節もある。
お尻に草が生えている。

二人で寝るとこんな感じ。
怖くない??

蜘蛛だって表情はある。

見どころはなんといっても。
この蜘蛛っぽい生物のアサ。

冒頭の登場シーン。
こんなの突然出てきたら…。

ギャァァァァ!!!!!

ってなるよね。

こんなのと同居までしてしまう、主人公・ナギ。

なんて恐ろしい子・・・。

この蜘蛛のビジュアル。
いかに可愛く描けるかがキモです。

著者さんの悪戦苦闘ぶりが伺えます。

嬉しいアサ。

怒ったアサ。

ガクブルアサ。

いまのところはまだ可愛さは微妙。

どう見たって。

でっかい蜘蛛やん。


さて、評価は?

人外さんとのほのぼの日常コメディ。

で、いいのかな?

まだコメディ要素はそんなになく。
単に二人の生活が淡々と続きます。

料理シーンが毎回しっかり入って、少しグルメ漫画っぽくもあり。

いまいち、どこに向かっているのか分かりません。
このまま日常ほっこり漫画が続くのかな?

まだ「この終わった世界」がどうなっているのか、謎のまま。
お父さんはどうなったのか?

まさかのシリアス展開がくるかも!?

ファンタジーもあり、コメディもあり。
しかし、現時点では、どちらにもパンチが弱い。

なので【星5つ】とさせて頂きます。

1巻から読む
(2017〜)


【その他の森野きこり作品】

明治瓦斯燈妖夢抄 あかねや八雲  1〜5巻
(2014〜)

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