猫のお寺の知恩さん

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No.156
カテゴリ:日常/恋愛/新作
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆

著者:オジロマコト
出版社: 小学館
発売日:2016/9/4
巻数:1巻以下続刊

「知恩ねーちゃんは意地悪。」

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「富士山さんは思春期」で甘酸っぱい青春譚を描いたオジロマコト先生。
その新作が、「猫のお寺の知念さん」。
今回も太眉の可愛い女の子がヒロインです。

あらすじ

のどかな田舎の高校に進学した源。
親戚のお寺で下宿することに。

そこには昔一緒に遊んだ、3つ年上の知恩(ちおん)ねーちゃんがいた。

しっかり者に見えてなんだかとっても無防備で…?

そんな知恩さんにドキドキ、どぎまぎしながらの同居生活が始まる….。


感 想
甘酸っぱーーーーいぃぃ!

と。
まではいきません。

まだまだ様子見。
だって1巻ですもの。

もっと恋愛っぽくなるのかな?と思いきや。
まだそんな雰囲気はなし。

今のところはお寺の日常生活がメイン。
ちょこちょこハプニングが起こってます、というくらい。

二人の距離が縮まる、というより始まってもいない。

この漫画、ラブコメになっていくの?
みたいな空気感ですよ、今のところ。

このペースだと巻数は増えそう。
前作の「富士山さんは思春期」が全8巻ですから。
それくらいか、もしくはそれ以上の巻数を想定されているかもしれません。


猫のお寺な人たち。

古寺澤 知恩(19)。
先代住職の孫娘。
両親は海外赴任中でお寺で祖母と二人暮らし。

須田 源(高1)。
県外への進学を機に、遠い親戚である知恩さんのお寺で下宿することになった。

昼間陽子(高1)。
近所の子。知恩さんに懐いている。


スローリーな展開。

説明セリフやモノローグはありません。
あくまでキャラの動作や表情だけで読ませる。

これがいいんです。
だから話の内容以上にどんどんとコマが進みます。

物語の進みが遅いのは、この「絵で読ませる」表現方法の故か。

今回はお寺と田舎の風景ということで。

オジロ先生の描き込みが遺憾なく発揮されております。
人物も風景も、これだけしっかり描いてあるのは素晴らしい。

がっつりと世界観にのめり込ませてくれます。
こういう作風は好きだなぁ。

でも。

「猫のお寺の〜」のタイトルのわりに。

猫あるあるネタはあまりなし。


さて、評価は?

まだ日常漫画か恋愛漫画かはっきりしない。

曖昧なこのふわふわした感じ。

まったりしたペースが心地よい。

とにかく。

作者は間違い無く。
太い眉毛の女の子が好きなはずw

これからどんどんと面白くなりそう。
なので、期待を込めての【星7つ】

早く恋愛展開!(屮゚Д゚)屮 カモーン.

1巻から読む


【その他のオジロマコト作品】

富士山さんは思春期 全8巻
(2013〜2016)

カテキン 全10巻
(2006〜2008)

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