墓場の七人

 

No.227
カテゴリ:ダークファンタジー
オススメ度2 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

著者:山田秋太郎
出版社: 集英社
発売日:2017/2/18(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「俺は死人だ」

衝撃のゾンビ×時代アクション!

ゾンビ系漫画はどこへ向かおうとしているのか!

時代劇ですと!
なんだこれ、大丈夫か!?

と思いながら、手に取ったのが。
この「墓場の七人」です。

あらすじ

「屍人(かばねびと)」と呼ばれる「生ける屍」に蹂躙されようとしていた「墓場村」。
村から逃がされた七平太は、助っ人を連れてくると約束する。

七平太は助っ人を七人揃え「墓場村」に押し寄せる「屍人」を退けることができるのか!?


感 想

タイトルにすごく惹かれました。
このシチュエーション。

明らかに巨匠・黒澤明監督の「七人の侍」をオマージュしているのは明らか。

あの名作にあやかっているなら面白いに違い無い!

と期待に胸膨らませていたのですが…。

なんだ、これ?
なんだか雑だぞ。

作画ではないです。
むしろ作画は綺麗。

ストーリーがめちゃくちゃ雑。

漫画は絵だけじゃダメなんだな…と改めて痛感。

期待が高かった分、落差が激しい。

久々に外してしまいました。


墓場の人たち

七平太。墓場村の少年。
村に押し寄せる「屍人」を倒せる助っ人を探している。

一色。百挽(ひゃくひき)とも呼ばれる。
斬った相手を百の肉片に挽くという通り名。
過去に「屍人」と因縁がある。
七平太の熱意に動かされ、用心棒を引き受ける。

邪魅羅。すご腕のくノ一。
腐ったもの(者)が好き。
七平太の話を聞き、「屍人」に興味を持つ。


いつ揃ったの?

こういう用心棒モノって。

用心棒を集める過程にドラマが生まれるわけですよ。

それぞれの用心棒たちのバックボーン、命をかける理由。
そして雇う側のドラマもまた然り。

そのせめぎ合いが描かれてこそ、ドラマ性が深くなります。

そして一人目の用心棒を見つけたら、次の村へ…。
二人目を探す旅が始まる…みたいな。

少なくとも2〜3巻は用心棒探しが続くだろうと思っていたのですが…。

すべてカット!

一人目の用心棒を確保したら、すぐに墓場村へ向かいます。

えええええ???
たった一人でやらすんかいっ!

もうクライマックスか?

到着すると墓場村は崩壊寸前。
駆け込む二人!!
絶体絶命か!? と思いきや。

七人、揃ってたよ!

いつの間に???

おい、この人たちどこから出てきた???

最初に出てきた二人以外、この1巻最終のコマで初めて見るぞ(笑)

いや、ほんと。

急にバーンと出てきます。

だからね。
こういうところが雑なんです。

さて、評価は?

作画のクオリティは高いんです。

キャラの描きわけも、表情も。
殺陣の作画も上手い。

でも。
なんだかグッとこない。
魅力がない。

どうしてだろう??

キャラの佇まい。吐くセリフ。
設定、話の進め方。

全てが雑で面白みがないんだよなぁ。。

せっかく七人揃ったけども。

多分、次巻は追わないと思います。

ちょいと残念な【星2つ】

1巻から読む
(2017〜)

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