No.73
カテゴリ:SF
オススメ度8 ★★★★★★★★☆☆著者:たかみち
出版社: 少年画報社
発売日:2015/8/10(1巻)
巻数:上下巻完結
「行けども行けども畳部屋畳部屋」
まるで一本のアニメーション映画を見たような気分になります。
それがこの「百万畳ラビリンス」。
あらすじ
ゲームデバッカーのアルバイトをしていた二人の女子大生、礼香と庸子。
気づけば彼女たちは巨大な構造物の中にいた。
なぜ自分たちがここにいるのか?
この巨大構造物は何なのか?
出口はどこなのか?
手がかりはちゃぶ台に置かれた一通の手紙。
彼女たちは手紙の主を探し始める…。
オープニングから謎だらけ。
というか上巻ずっと謎の中。
主人公たちが謎解きをしながら、少しづつ答えのピースを集めていきます。
まるでシミュレーションRPGのような世界観。
ワクワク、ドキドキ感が半端ない!
なんだこれ?
楽しい!
延々と続く和室。
まるでエッシャーの絵画のようなラビリンス。
上下左右、ずっと不思議な空間。
奥行きや高さも意識して描かれていて、あっという間に迷宮の世界へ引き込まれます。
好奇心を刺激しまくる、その作画が素晴らしい。
迷い込んだ人たち
礼香。
行動力があり大胆。
独特の勘でラビリンスの謎を解いていく。
後先考えず突っ込んでいくところも。
庸子。
沈着冷静。常識人。
礼香のフォロー役、というか尻拭い。
ストーリーもテンポ良く。
どんどんとシーンが変わっていきます。
次々と現れる謎。
謎解きのピースを集めるように物語は進んでいきます。
ヒントの書き置きを発見!
ワールド消失か? 早く脱出!
次のステージへ!
みたいな。
あたかもゲームのステージをクリアしていくような気分になります。
これぞ「ゲーム好きならハマる漫画!」と呼ばれる所以かと。
さて、評価は?
上巻では伏線がいくつも張られ、そして下巻ではそれらを見事に回収していきます。
いや~お見事。
とっても面白いです。
上下巻、2巻で終わるのもスッキリしています。
満足の【星8つ】。
SF、謎解き、ゲーム好きには超オススメです!
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