アインシュタインの怪物

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No.140
カテゴリ:新作/ファンタジー
オススメ度6 ★★★★★★☆☆☆☆

著者:宮永龍
出版社: スクウェア・エニックス
発売日:2016/6/27(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「それがどんな生でもか?」

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初めて手に取る作家さん。
素敵な表紙がとても気に入って。
中身も知らず、完全に表紙買い。

あらすじ

ある港町。
漁師の息子レルーは町の外れに住むアインシュタインと仲良くなる。
見かけは子供のアインシュタイン。
だがその正体は魔女。

ある日レルーの乗った船が暗礁で座礁し、レルーは海に投げ出される。
サメに全身を食いちぎられ瀕死のレルーをアインシュタインが見つける。

そして魔女はレルーに問いかける。
「死にたくないのか?」

レルーを生かすと決めたアインシュタインは、彼に施術を施すが…。


感 想
思ったとおり!
これぞ幻想ファンタジー。

魔女と蘇った少年のロードムービー。
1巻はプロローグの位置付け。
これから二人の冒険が始まる、というところで次巻に続きます。
ワクワク感が募ります。

そして蘇った少年レルー。
ツギハギだらけで緑のお顔。怪力。
フランケンシュタインと命名されます。

なるほどそうくるか!
アインシュタイン&フランケンシュタイン。
どこかのコンビ名みたいやん…。


作画に癖があります。

好き嫌いが分かれるかも?

最初はちょっとフリーハンド多用の描写に慣れませんでした。
瓶とか棚とか机がぐにゃぐにゃしてるんです。

読み進めると慣れてきました。


一つ大きな謎が…。

この魔女のアインシュタイン。

男の子なのか女の子なのか?

作画では女の子のように見えますが、明確にはどこにも描かれてないんですね。
僕はずっと女の子のつもりで読み進めていたのですが、読後に作品紹介のページを改めて読んでみると「魔女の少年アインシュタイン」って書いてます。

ん?少年?
まじかーーー!!

どっちに見えます?

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この世界では少年はスカートを履いてます。
民族衣装みたいなビジュアル。
紛らわしいな!

ズボンを履け!!

もう、本当どっちやねん??
本編よりこっちが気になってしょうがない。

なので2巻も追ってみます(笑)

1巻から読む
(2016〜)


【その他の宮永龍作品】

(2010〜2013)

童の草
(2010)

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