No.84
カテゴリ:ホラー
オススメ度6 ★★★★★★☆☆☆☆
著者:及川徹
出版社: 講談社
発売日: 2016/3/17(1巻)
巻数:1~7巻以下続刊 <連載中>
「あんたと閉じ込められたのは 幸運だったと信じてるんだから」
さぁ、やってきました。
ゾンビ系、サバイバル・パニック・ホラー。
そのカオスなストーリー展開と、確信的なエロ要素で。
他のゾンビ作品と一線を画すこの作品。
それがこの「INFECTION インフェクション」です。
あらすじ
友人達によって、学校の倉庫に閉じ込められてしまった高校生・天宮晴輝と、そこに居合わせた少女・磯波きらら。
ただのいたずらのはずが……、なぜか開かない扉。
二人は三日に及ぶ苦闘の末、どうにか倉庫を脱出した。
ところが、外の世界は一変。
人を襲う“保菌者”によって、町は埋め尽くされていた!!
INFECTION = 感 染。
ゾンビは感染した「保菌者」という扱い。
噛まれたら、感染!アウトー!は他のゾンビものと同じ。
ただし。
すぐにゾンビになるわけではなく1日〜2日かかって死にます。
この設定は後でストーリーに大きく影響してきます。
そして、なんといってもこの作品の特徴は!
エロとグロ。
これほど割り切って書いているゾンビ作品は珍しい。
しかも作画が上手いので、そのどちらも十二分に表現されています。
そして賛否両論のカオスなストーリー展開。
これは好き嫌いがハッキリ分かれそうな作品です。
インフェクションな人たち。
天宮晴輝(はるき)。
むっつりすけべな高校二年生。
幼馴染みの紗月のことが好きらしい。
磯波きらら。
晴輝と倉庫に閉じ込められる。
本当は1年生。
五月雨紗月(さつき)。
晴輝の幼馴染み。同じ高校に通う1年生。
天宮香里。
晴輝の妹で小学六年生。
保菌者(ゾンビ)にも立ち向かう勇敢な少女。
舛田霞(かすみ)。
晴輝と同じクラス。通称いいんちょ。
保菌者となってしまう。
ビジュアルが怖い。
他のゾンビものと大きく分けるのはそのビジュアル。
目から口から蛆が湧き湧き…。
このビジュアルは別の意味でグロ。
虫が苦手な人は1巻目でやめてしまうでしょう…。
↓こんな感じ(スマホの人は注意だ!)
↓
↓もうすぐでるぞ
↓はい、どん!
虫いやあああああ!
いいんちょ…(泣)
無駄に多いエロシーン。
よく、少年誌に載せれたな!というきわどいものまでアリ。
2巻なんて絶対アウトですよ!!
巻数が進むにつれてどんどんエロ要素は増えていきます。
↓おしっこ我慢できなくて缶にするヒロイン。
こんなのが毎回ですから!
ちなみに1話目。
(注)ホラー漫画です。
もう一度表紙に注目してみましょう。
ヒロインの手から離れた缶。
コレ、ひょっとして(笑)
↑ハイ、ここ!
滅茶苦茶さも魅力?
綺麗な作画。確かな画力。
ラブコメでも描けば、きっと読みやすいだろうに。
エロとグロにその力は発揮されています。
そして何と言っても破綻気味のシナリオ。
やはりというべきか。
Amazonレビューでは散々です。
ですが!
僕は結構好きです。
この理不尽さ、滅茶苦茶さが面白い。
主人公の行動が実に可笑しい。
真面目なサバイバル・ホラーを楽しみたい人にとっては、この主人公像は受け入れ難いでしょう。
ホラー映画なら真っ先に死亡フラグが立つような人物。
直情的で周囲に迷惑かけまくり。
そこに加えて。
クズ的役回りのキャラが清々しいほどのクズw
ここまでやると天晴れ!
さて、評価は?
4巻では、保菌者はもうゾンビではなく進撃的な何かへ(笑)
もうなんでもアリだ!
現時点では【星6つ】とさせて頂きます。
これほどサバイバル・ホラーが出まくってる中で、これくらいカオスな作品があってもいいと思う。
一周回って面白くなる、次が気になって離れられなくなる。
そんな魅力がありますよ。
5巻を読みました。
【1/18追記】
【前半】→新たな謎。新たなキャラクターの登場。感染者とのバトル!
【後半】→エロハーレム展開。
カオス度がアップしてますな。。
6巻を読みました。
【4/17追記】
【前半】➡︎ホラーの定番、救出劇!
【後半】➡︎ついに主人公カップル成立か!?
完全にエロ漫画です。
そして開き直ったあとがき…。
面白すぎるっw
まだまだ目が離せねぇ。
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