荒ぶる季節の乙女どもよ。

No.280
カテゴリ:日常/学園モノ
オススメ度9 ★★★★★★★★★☆
著者:原作:岡田麿里 作画:絵本奈央
出版社: 小学館
発売日:2017/4/7(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「性に ふりまわされてる気がする」

なんだこのタイトル???

作品紹介を読んでみる。

“性”に振り回される女子高生の物語…。

な、な、何ですと!
これは読まずにおらません!

ということで手に取ったのが。

この「荒ぶる季節の乙女どもよ。」です。

あらすじ

和紗たちは文芸部に所属する女子5人。

ある日、「死ぬ前にしたいこと」という話題になる。

そして部員の一人が投じた「セックス」の一言。

その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始めるが…。


感 想
むっはああぁぁ。
なんだこれ?

想像のナ・ナ・メ・上!

予想を裏切る面白さ。

純文学に傾倒する5人の文学少女たち。
好奇心を駆り立てる、未知なる「性」というもの。

ピュアな女子高生が必要以上に想像の翼をはためかせます。

ダメだ。
ニヤニヤしてしまう。

変なオッサン認定されてしまう…。

いかん。いかんです…。

でも、この作品。

何だかニヤついてしまうんです。
助けて(笑)

荒ぶる乙女たち。

文芸部の5人。
5人5様のキャラがあり、それぞれがうまくストーリーに絡んできます。

キャラの立たせ方が秀逸すぎる。

小野寺和紗(かずさ)。
文芸部1年。ウブな少女。
「性」の話題が出てから、急速に幼なじみの泉を意識し出す。

須藤百々子(ももこ)。
1年。和紗と一番の仲良し。
空気を上手く読む癒し系。

菅原新菜(にいな)。
1年。超美人でミステリアス。
「死ぬまでにしたいこと」で「セックス」と言い放つ。

本郷先輩。
小説を出版社に持ち込みしている。
創作活動のために性体験をしたいと考えている。

曽根崎先輩。
文芸部の部長。
性に興味がありながら、人一倍潔癖。


ソワソワする…。

原作、作画ともに女性作家さん。
女性タッグならではでしょうか。

「性に振りまわされる」女の子がリアル。

歯がゆさ、もどかしさ。
そして興味津々に悶々とする表現。

絶妙すぎる。

この空気感は男性作家には出せないよなぁ。

何だか女子の秘密の会話を覗き見しているような。

読んでると、ソワソワします。

絶対、読んでる顔を見られたくない。
気づくとニンマリしています。

相当にキモい顔になってはず(笑)


見所はやはり!

幼なじみ泉くん。

その和紗と泉くんの急接近。

訪れる衝撃の展開!!

うおおおおおおおお。

忘れてくれないか。。

ホンマこれな(笑)

何が起こったかは書きませぬ。
本編で確認してください。

ただ。。。。
男性諸氏なら同情を禁じえないエピソード(泣)


さて、評価は?

とにかく嬉しいこのタッグ!

作画の絵本先生。

「それでも僕は君が好き」で作画をされていました。


「それでも僕は君が好き」原作:徐譽庭 全7巻

この作品大好き。
レビューも後ほど。。。

とにかく女の子の表情を描くのが上手い。
可愛い顔もいいのですが…。

羞恥を感じた時の顔が抜群だと思っています!

きっと潜在的な「S」ではないかと予想(笑)


そして原作シナリオは岡田麿里先生。

大ヒットした「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」のシナリオを担当されました。

ただの日常系部活漫画なのに。
ここまで読ませてしまう、この力量は恐ろしい。

1巻からのこのテンション。

荒ぶっとるなぁ~。

そして1巻最後での急展開、アンド2巻への引き。

心得とりますなぁ〜。

この後、どうなってしまうんだ!!

さぁ。
またも期待大の作品が増えました。

とにかく超オススメの【星9つ】です。

これは追っかけていきませう!


2巻を読んでみた。


【11/12追記】

文芸部が廃部の危機にさらされます。

部の存続嘆願の署名を集めることに…!?

さて、のっけから荒ぶる2巻。

なんやかんやあって。

文芸部の顧問が誕生!

この過程がまた(笑)

女子高生に弱みを握られ、死んだ魚のような目になってますね。

何があったかは、ぜひ本編でチェック!

本郷先輩が大活躍するこの2巻。

1巻では謎の陰キャラだったのに。
一気に可愛くなってきました!

ちょっと、もう!どうしませう。

文芸部5人に対し、それぞれに相対する5人の男性キャラが出揃いました。

これから5人5様の展開が始まる様子。

ますます目が離せない。

1巻から読む
(2017〜)


【その他の絵本奈央作品】

それでも僕は君が好き 全7巻
(2014〜2016)


【その他の岡田麿里作品】

学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで
(2017)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 全2巻
(2016)

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