No.3
カテゴリ:新作/ギャグ
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆著者:久米田康治
出版社: 講談社
発売日:2016/6/17(1巻)
巻数:1〜3巻以下続刊 <連載中>
「キンタましまし」
描く仕事。隠し事。
ついに自虐ネタ解禁か!?
あるマンガ家の生態を描いたのが、この「かくしごと」。
あらすじ
ちょっと下品な漫画を描いてる、漫画家の後藤可久士(ごとうかくし)。
彼は一人娘の姫(ひめ)ちゃんが何にもまして、最優先。
そんな親バカの後藤先生が、1番恐れていることは娘に仕事がばれること。
バレたら娘に嫌われるのでは!?
アシスタントや編集者を巻き込んで、心配症の後藤先生の1日が始まります!
これはご自身の事でしょうか!?
漫画家あるあるネタのオンパレード。
「あとがき」やページの横にある「柱」の部分まで細かいネタがいっぱい。
さらに単行本ならではの、各エピソード終わりごとに記載されてある
久米田先生の雑記が面白すぎ。
「漫豪」の定義とか藤田和日郎…いや、不二多勝日郎先生のくだりとか
もうたまりません。
そしてほのかに匂わす、売れ線、売れ作品への嫉妬臭。
このほのかな毒がブーメランして帰って来る自虐っぷりが最高です。
かくしごとな人たち。
後藤可久士。漫画家。
代表作は「きんたましまし」。
現在「風のタイツ」を連載中。
後藤姫。娘。
お父さんの職業を知らない。
不二多勝日郎。漫画家。
ダークファンタジーの巨匠。漫豪と呼ばれる。
今は落ち着いた(売れなくなった)感じ。
*特定のモデルはいません。
もういいか・・・。
思えば「行け!南国アイスホッケー部」から「かってに改蔵」
「さよなら絶望先生」と久米田先生の作品を読んできています。
前作の「せっかち伯爵と時間どろぼう」
で、もういいか…。
なんて思ってました。
それが。。。
今作はドンピシャで面白い。
もういいか…なんて思ってしまってすみません!
次巻もついていきます!
それにしても「風のタイツ(作:後藤可久士)」ってどんな作品なんだろう。
気になるわ。
(現在連載中だぞ!)
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