No.51
カテゴリ:ホラー
オススメ度5 ★★★★★☆☆☆☆☆著者:本田真吾
出版社: 日本文芸社
発売日: 2015/3/9(1巻)
巻数:1巻完結
「え・・!? 切・・・子!?」
あのモンスターパニック漫画「ハカイジュウ」の本田先生の短編ホラー。
あらすじ
17年ぶりに集まった中学の同級生6人。
それぞれに届いた謎の招待状。
それは廃校になった母校で行われる同窓会の案内だった。
そして7人目の同級生”切子”が謎の死を遂げてから17年目でもあった。
懐かしいはずの同窓会。
やがて母校が惨劇の場と化すとは、その時誰も思わなかった…。
あっという間に読み終わりました。
表紙とタイトルから、心理的にじわじわくるホラーを想像していましたが、そうじゃなかった…。
内容はネタばれになっちゃうのであまり詳しく書きません。
学校に閉じ込められます。
そして迫り来る、圧倒的殺意。
ホラーのベクトルは違いこそすれ「ハカイジュウ」と同じくサバイバル。
テンポよく話は進みます。
伏線を張りつつも無駄のない展開。
内容もそれほど深くありません。
1つ大きなどんでん返しもありますが、それくらい。
比較的あっさりと終わる印象です。
短編ですから仕方のないところかと。
1巻完結だと物足りないかな…。
ラストのオチはもう一度読み返すと「なるほど〜」と思う箇所もあり。
うまく隠されています。
ホラーの要素はグロ方向。
心理的な怖さでなく、「ウワッ!!」とびっくりさせられる怖さです。
手頃に読める短編ホラーの1冊です。
*この作品はKindle Unlimited無料で読めます。