空電ノイズの姫君

No.271
カテゴリ:ドラマ・ヒューマン/音楽
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆
著者:冬目景
出版社: 幻冬舎コミックス
発売日:2017/4/24(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「僕たちを救ってください」

ギターヒロイン漫画キターーーー!!

待ってました。
冬目景先生の新作です。

今度はバンドもの!?
青くて切ない物語になること請け合い。

期待してもいいんじゃないか!?

それがこの「空電ノイズの姫君」です。

あらすじ

ミュージシャンの父と二人暮らしの女子高生・磨音。

ある日、朝早く教室で歌う、転校生の夜祈子と出会う。
夜祈子と次第に仲良くなる磨音。

やがて磨音は、プロのバンドを目指す高瀬たちと出会うが…!?


感 想
女子高生 ✖ ギター。
ちょっとこれ!

今までの冬目作品にないテイストです。
もうこれだけでワクワク。

今回はミュージシャンを父に持つ、ギターがバカうまな女子高生が主人公。

もう、この設定だけで美味しい。

1巻は登場人物の紹介といったところ。

まだ、全然音楽してません(笑)

何だか一癖二癖ある青い輩が次々と。
それぞれの背景を丁寧に描いています。

みんな何か問題を抱えていそう。

う~ん。
のっけから冬目作品ですなぁ。

素直な音楽漫画になるはずない。

これからどんな群像劇が描かれるのか。

楽しみになってきたぞ。


空電ノイズな人たち。

保坂 磨音(マオ)。
ミュージシャンの父を持つ。
幼少の頃からギターを弾きかなりの腕前。

支倉 夜祈子(ヨキコ)
容姿端麗の転校生。美声の持ち主。
磨音と仲良くなる。
何か大きなトラウマを抱えている様子。

高瀬&日野。
3ピースバンド「アルタゴ」のメンバー。
Vo兼Gtの突然の死で解散の危機に。
新しいGtを探していて磨音と出会う。


バンド結成となるか。

さて。
音楽漫画なのに。

いつになったら音楽始めるのぉ?

と。じれてきた1巻最後。

やっと物語は動き出します。

「アルタゴ」のギタリストとして熱烈に誘われる磨音ちゃん。

これからライブのシーンとか出てくるかな。

そして。
おそらくVoは夜祈子になるんじゃなかろうか。

2巻ではこの夜祈子の背景が描かれそう。

謎の一人暮らし。重いトラウマ。
何か大きな問題を抱えていそうです。

夜祈子と仲良くなったものの。
自分がギターを弾けることをまだ話していない磨音。

バンドの始動までにはまだ一波乱ありそう。


さて、評価は?

冬目作品特有のスローなスタート。

単純なサクセスストーリーではなさそうです。

音楽漫画と言いつつも。
演奏シーンより、登場人物たちのウダウダした群像劇が醍醐味になりそう。

とはいえ。
まだ物語のピースが出揃っていません。

勢いが出だすのは次巻くらいからか!?

これから「面白くなりそう!」な雰囲気。
【星7つ】でオススメ。

次巻も追っかけます。


2巻を読みました。

(2018.3.24)

いつもの仄暗い展開がそろそろ始まるか!?
と待ち構えつつ読んだこの2巻。

なんと、なんと。

青春してます!

「アルタゴ」のギタリストとしてバンドに参加することになった磨音。
俄然、生き生きしてきます。

父から黄色いレスポールをもらっちゃいます。

そしてライブ活動開始。

音楽よりもウダウダな群像劇が続くかと思われましたが。

ガッツリ音楽漫画になってきたぞ。

でも新生「アルタゴ」の前途は多難。

作曲センスは抜群なのにVoセンスがないベース高瀬。

磨音の加入によりギターの穴は埋まったものの。

やはりVoが…ネック!?

となると!?

ついに夜祈子が加入か!?

と、王道展開を期待しつつも、まだその兆しなし。

どうせ入るんでしょ!
早よ!早よ!

と思いつつページをめくってるうちに…。

2巻が終わっちゃいました。

う〜〜ん、引っ張るねぇ!!

俄然面白くなってきました。
次巻が楽しみ。

1巻から読む
(2017〜)


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