No.151
カテゴリ:ドラマ・ヒューマン/日常
オススメ度6 ★★★★★★☆☆☆☆
著者:青桐ナツ
出版社: マッグガーデン
発売日:2014/12/15(1巻)
巻数:1~5巻以下続刊
「神様・・・みたいな?」
可愛いく並んでる3人の表紙。
親子のほのぼのストーリー?なんて思っちゃいますが、違うんですよ!
「flat」で男子高生と子供のハートフルな同居ストーリーを描いた青桐ナツ先生の新作。
今度は神様と同居ストーリー!?
それがこの「あめつちだれかれそこかしこ」です。
あらすじ
両親を亡くし、天涯孤独の身になった高校一年生の青司。
そこへもたらされた祖父の遺産相続話。
よく分からないうちに相続したのは、平屋の古民家。
さて住んでみると何かがおかしい。
そこにはすでに「何者か」が住み着いていた…!?
さぁ、表紙からこの3人の関係性を当ててみましょう!
レッツ!シンキング!
はい、左から。
ヒゲ男(年神)、男子高生、おかっぱ(納戸の神)です。
わかるかいっ!!(笑)
霊能系のドタバタ劇ではありません。
静かでほのぼのとした日常系奇譚です。
「家」についた神様というのが可愛い。
所帯じみてて、買い物にも出たりもします。
ですが、ほんの少し人間の感覚とズルてる。
そこのサジ加減が面白い。
人間味あふれる優しい切り口は変わらず。
気持ちがほんわか。
昔からそこに「在った」モノ。
ずっと受け継がれてきたモノ。
目に見えるモノしか信じていなかった青年が、だんだんと「人外のもの」の存在を受け入れていく展開です。
家を相続するほどの親戚がいたなら、なぜ今まで天外孤独だったの?
高校生なのにこの落ち着きは何やねん?
などと、若干腑に落ちないところもあります。
1巻までは、家の住人に振り回される青年の図。
2巻からは妖怪たちも加わり賑やかさを増していきます。
だんだんと「妖怪アパートの幽雅な日常」のような空気感に。
非日常のほのぼの系ストーリーが好きな人はハマるかも?
およそ1年に1巻というゆったりとした刊行ペース。
まだまだ連載は続きそう。
気持ちをほっこりさせたい時にオススメ。
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