先人達の歴史に学ぶことは大いにあり。
史実に忠実なものも。
ファンタジーであろうとなかろうと。
歴史漫画は深くて熱い。
歴史・オススメ漫画!トップ30です。【随時更新中】
オススメ度:星10作品
1. キングダム
「千年に一度の漫画に出会っている」
そんなキャッチコピーさえも大げさとは思えない。
今まで読んだ漫画で「一番」を挙げるなら、間違いなくこの作品。
後の始皇帝となる秦の若き王と、その腹心の大将軍となる青年のストーリー。
熱く、深く、面白い。
45巻を過ぎても、まるっきりテンションの落ちない稀有な作品。
2. ヒストリエ
のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネス。
その波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作。
掘り下げられた考察と独自の視点で描く、一大叙事詩。
本当に面白い。
寄生獣を超える傑作になると確信しています。
3. バガボンド
六十余戦無敗の剣豪・宮本武蔵。
その生涯を描いた作品。
スラムダンク終了後、井上先生がジャンルを変えた意欲作。
今までと作画のタッチまで変えて描くのはまさに天才的。
残念なのは、ここ数年刊行が止まってしまっていること。
完結して欲しい漫画のベスト3(苦笑)
4. ヴィンランド・サガ
11世紀。北の海で暴挙の限りを尽くしたヴァイキング。
その中で最強と謳われた伝説の戦士のひとり息子・トルフィン。
幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!!
強さとは何か?生きるとは何か?を問いかける。
オススメ度:星9つ作品
5. センゴク
オススメ度9 ★★★★★★★★★☆
著者:宮下英樹
出版社: 講談社
発売日:2004/11/5
巻数 15巻完結
<その他センゴク・シリーズ>
センゴク天正記(全15巻)
センゴク一統記(全15巻)
センゴク権兵衛(1〜4巻 連載中)
時は戦国時代。織田家、そして後には秀吉の家臣となる仙石権兵衛秀久。
もっとも失敗し、もっとも挽回した武人として有名な仙石権兵衛の活躍を描く。
膨大な資料から描き出されるリアリティ溢れる合戦絵巻。
戦国時代を勉強するなら、センゴクシリーズを読破すべし!
6. 大奥
男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減。
男女の立場が逆転した「架空の江戸時代」のお話。
女性の将軍に仕える美男三千人が集められた女人禁制の場所・大奥!
この発想は凄すぎる!
男女が逆転した大奥での駆け引きが面白い。
そしてどんどんと代替わりしていく登場人物たちとストーリー。
一巻読むと、もう目が離せなくなります。
7. お〜い!竜馬
言わずと知れた、坂本龍馬の一生を描いた作品。
激動の幕末に、この英雄はどのように生き、散ったのか。
漫画・小説・映画にドラマ。
ありとあらゆるメディアで題材となる坂本龍馬。
いたずらっぽくて豪快。
この小山ゆう先生が描く竜馬が一番好きかも。
8. 蒼天航路
三国志を描いた作品は数あれど。
かつてこれほど猛々しい三国志はあっただろうか?
曹操孟徳を主役に据え、その強烈な生き様を描きます。
全体的にキャラクターが誇張されているのが最大の特徴。
僕はこの作品の呂布が一番好きです。
9位. 壬生義士伝
「鬼」「人斬り」と畏れられ、新選組で一番強かったと言われた男・吉村貫一郎。
守銭奴と罵られながらも、愛する者のために人を斬り続けた武士の生涯を描く。
巨匠・浅田次郎先生の同名小説を、これまた巨匠・ながやす先生がコミカライズ。
作画の素晴らしさは、まさに劇画の頂点といっていいほど。
新撰組が好きな方は必読です。
10. JIN―仁―
ドラマ化もされ有名なこの作品。
幕末の1862年にタイムスリップしてしまった脳外科医・南方仁。
消毒薬も抗生物質もない世界で、医師南方仁の戦いが始まる。
奇想天外な設定ながら、中身は真剣な医療漫画。
医療の発展の歴史も描かれていきます。
ペニシリンってすごい!
11位. この世界の片隅に
映画化され一躍脚光を浴びたこの作品。
舞台は昭和19年の広島。
ほんわか、おっとり、おっちょこちょい。
絵がとっても好きな18歳のすずさんの物語。
戦争の何たるかを。失う怖さとは何かを考えさせてくれる作品です。
12位. 特攻の島
太平洋戦争末期。
志願した若き兵士たちが送られたのは、ある島だった…。
これは実在した特攻兵器、人間魚雷「回天」をめぐる物語。
とにかく、重い。重すぎる。
骨太の戦争漫画です。
軽い気持ちではとても読み進められない作品です。
13位. 花の慶次
かぶき者。異風の姿形を好み、異様な振る舞いや突飛な行動を愛する者達。
時は戦国時代。そんな天下一のかぶき者、前田慶次の生涯を熱く描く。
「北斗の拳」で大ヒットした後、原哲夫先生作画の代表作と言えばこれ。
「漢」と書いて「男」と読む。
花の慶次で知りました!
14位. レイリ
落ち武者狩りの巻き添えで家族全員を殺された、百姓の娘レイリ。
命を救ってもらった武田方・岡部丹波守の元で日々剣術の修行に励む。
やがて彼女の運命は大きく動きだす…。
あの岩明均先生が初の原作を手掛けた歴史ロマン。
まさか室井大資先生とタッグを組むとは!
メチャクチャ面白い!
オススメ度:星8つ作品
15. アルキメデスの大戦
日本の未来を1人の数学の天才が変えるか!?
あの「戦艦大和」の建造をめぐる物語。
この切り口は面白い。
これからの海戦を見据え、大和不要を唱える主人公陣営と、権威主義の主流派との争い。
その駆け引きが最高に盛り上がります。
16位. へうげもの
下剋上の戦国時代。立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。
織田信長の家臣・古田左介(ふるたさすけ)。生か死か。武か数奇か
「数奇」という感覚。
物欲でもなく見栄でもなく。
命までをも賭ける、この精神性を余すことなく描いていきます。
17. ヘウレーカ
マケドニア王国を扱った大作「ヒストリエ」を現在連載中の岩明均先生。
その原型とも言える作品がこの「ヘウレーカ」です。
ヒストリエが好きなら、本作もハマるはず。
古代ローマ時代のシチリア島が舞台。
ローマ対カルタゴの第二次ポエニ戦争中のお話。
もっと詳しく
18. 雪の峠・剣の舞
「寄生獣」で有名な岩明均先生の歴史短編。
「雪の峠」と「剣の舞」という2編で構成されています。
史実がまずあり。
「なぜその史実が起きたのか」ということを独自の視点で描きます。
19位. イノサン
時は18世紀。フランス革命の前。
パリで死刑執行人を務めるシャルルアンリ・サンソンの物語。
その圧倒的な画力で、豪華で耽美で陰惨な中世フランスを描きます。
その世界観は圧巻の一言。
美しくてグロい。
20. 春風のスネグラチカ
とある名家にまつわる、喪失と奪還の物語。
車椅子の美少女と寡黙な従者。
互いだけを頼りに生きる二人が背負う、密かな宿命とは――。
いわゆる有名な歴史ミステリー。
映画、小説、漫画とあらゆるところでネタとされてきた題材の一つです。
歴史ロマン、歴史ミステリーが好きな方には最高の一冊になるはず
オススメ度:星7つ作品
21位. ビン 孫氏異伝
中国の歴史に孫子は二人あり。
一人は兵法を書き残した孫子。
そしてもう一人はそれを戦場で実践した孫子。
戦国七雄が一国・斉に現れた異形の英傑・孫ビンの活躍を描きます。
毎回驚くような知略と戦術で運命を切り開いていくその姿にスカッとします。
22位. アド・アストラ
ローマ史上最大の敵となった怪物・ハンニバル。
彼からローマを守った英雄スキピオ。
二人の傑物の活躍を描く。
ハンニバル VS スキピオ。
もうこの題材でハズレなわけなし。
ローマ、古代史好きには堪らない戦争ロマンです。
23位. アンゴルモア 元寇合戦記
1274年、彼らは遂に日本にやって来た!
博多への針路に浮かぶ対馬。
流人である鎌倉武士・朽井迅三郎は、ここで世界最強のモンゴル軍と対峙する!
元寇をテーマにした漫画は初めてじゃないかと。
正統派の歴史漫画です。
有名な「神風が吹いた」はどう描かれるのか。必見です!
24位. アサギロ
浅葱色の羽織を身にまとい京都の街を駆け抜けて、人々から「狼」と恐れられた「新選組」。
もっとも有名な新撰組隊員、沖田総司を主役に描きます。
やはり新撰組って。
登場人物が出揃ってからが面白い。
未読の方は一気読みがオススメです。
25位. プリニウス
世界史上もっとも著名な博物学者にして、ローマ艦隊の司令長官。
古代ローマの知識人にして、風呂好きの愛すべき変人。
プリニウスを描いたこの作品。
ヤマザキマリ先生と、とり・みき先生。
漫画家二人がどちらも作画を担当するという新しいスタイル。
まさに合作で仕上げるこの作品。必読でしょう!
26位. 海賊と呼ばれた男
2013年本屋大賞1位を獲得した同名小説のコミカライズ。
映画化もされ話題に。
敗戦直後の日本。
石油販売会社「国岡商店」が会社再生、そして日本再建を胸に動き出す。
出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしています。
やはりあの時代の生き様は熱いの一言!
27位. 栄光なき天才たち
後世に残る偉業を成し遂げながらも、不遇の人生を送った“栄光なき”天才たち。
彼らの人生は、如何なるものだったのか?
歴史の影に隠れた、悲劇の天才たちにスポットを当てた異色の偉人伝!
これを読んでしまうと。
エジソンやベルの伝記を素直に読めなくなってしまいます!
28位. 群青戦記
スポーツ強豪校の星徳学園。
ある日の放課後、突如謎の霧に包まれ、学園ごと戦国時代にタイムスリップしてしまう。
学園タイムスリップもの。
いやがおうにも戦いに巻き込まれていく高校生たち。
ここまで振り切って、歴史を変える戦国モノを描いてくれると。
先が読めなさすぎで逆に面白い!
オススメ度:星6つ作品
29位. HAPPY MAN 爆裂怒濤の桂小五郎
幕末を駆け抜けた、桂小五郎、坂本龍馬、高杉晋作らの活躍を描く。
バカで真っ直ぐで純情なキャラクターの桂小五郎は必見。
前半はコメディ要素が多いものの、だんだんとシリアス展開に。
原案は劇団M.O.Pの舞台。マキノノゾミ氏による戯曲。
フィクションの要素も多めです。
30位. ヴィルトゥス/古代ローマ格闘暗獄譚SIN
オススメ度6 ★★★★★★☆☆☆☆
著者:原作:義凡 作画:信濃川 日出雄
出版社: 小学館
発売日:2008/7/30
巻数 5巻完結
オススメ度5 ★★★★★☆☆☆☆☆
著者:原作:義凡 作画:信濃川 日出雄
出版社: 小学館
発売日:2010/1/29
巻数:6巻完結
栄華を極めし古代ローマ帝国。
闘技に明け暮れる第17代皇帝・コンモドゥスによって荒廃しつつあった……。
古代ローマ帝国へ召喚された囚人たち。
彼らは皇帝・コンモドゥスを倒す運命を担うが…。
タイムリープもの。
面白いのですが、なんと主役が途中で入れ替わるという珍しい作品。
主役が入れ替わった後の作品が「古代ローマ格闘暗獄譚SIN(全6巻)」。
その結末には口をあんぐりせざるをえない。
まとめ
いかがでしょうか?
あくまで、ともきんぐ的ランキング!
巻数が多くてもなんのその。
むしろ巻数が多い=ドラマ性が深い。
本当に歴史漫画って気持ちを熱くさせてくれますよね!
【2017.3.23更新】