とんがり帽子のアトリエ

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No.204
カテゴリ:ファンタジー
オススメ度8 ★★★★★★★★☆☆
著者:白浜 鴎
出版社: 講談社
発売日:2017/1/23(1巻)
巻数:1巻以下続刊

「きみはこれから 魔法使いになるんだ」

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おおっと!
今後がものすごく楽しみな作品を見つけました!

この世界観は必見です。
それがこの「とんがり帽子のアトリエ」です。

あらすじ

小さな村の少女・ココは、昔から魔法使いにあこがれを抱いていた。

ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまう…。

そして、昔に手に入れた魔法の本の使い方を知ったココは見よう見まねで魔法を使ってしまう。
それがすべての始まりだった…。


感 想

なんだか可愛いタイトルです。

本作の中身を知らないと、タイトルと表紙では誤解されちゃうかも。

可愛い魔法使いの日常系ストーリー?
いやいや、違うんです。

骨太の本格ファンタジーです!

絶対面白くなりそう!
ってオーラが紙面からビンビン出てます。


とんがり帽子な人たち。

主人公・ココ。
魔法に憧れる少女。
禁断の魔法を使ってしまったために、お母さんを石化してしまう。
お母さんを助けるためにキーフリーの弟子となる。

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魔法使い・キーフリー。
ココに魔法の本を与えた謎の魔法使いを探している。
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姉弟子たち。性格が三者三様。

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謎の魔法使い。
なぜかココに執着している。
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作画が緻密。

本作の見どころ。
それは緻密に描き込まれた魔法の世界。

人物、風景、衣装、小道具、魔法。
細部までしっかり描き込まれています。

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しかもそれが圧迫感なく、とても読みやすい。

堅苦しい表現ばかりじゃなく、可愛いタッチもある。

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だばだば!!

すごいよマサルさん以来だな(笑)

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魔法の世界観の構築が見事。

「魔法」というものを深く、著者が体系立てて作り込んでいるのが伝わってきます。

出てくる魔法の道具も、なるほどと思わせるものばかり。

なんというか。

細部まで考えてるなぁ!

という印象です。

魔法使いキーフリーの弟子となった主人公・ココが魔法を勉強するという過程で読者もこの魔法世界を理解していくという作り。

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こういう構成も上手い。

さて、評価は?

1巻は謎の魔法使いに誘いだされ、弟子たち4人が異世界に閉じ込められたところで終わります。

う〜ん、この引き!

気になるなぁ。

壮大なファンタジーのまだ序章です。
この作品は世界が深くなればなるほど、面白くなっていきそうな予感。

名作誕生となるか!?

その伸び代を考え【星8つ】で抑えておこうかと。

完結時に星10を付けれると嬉しいな。


2巻を読みました。

(2017.8.23)

【9/2追記】

「仮面の魔法使い」によって異空間に閉じ込められたココたち。

魔法使い見習いの4人でどうやって危機を脱するのか!?
その顛末が描かれます。

新しいキャラも登場。
さらに深まる魔法世界。

2巻になっても、テンションは落ちず。
これは期待できそう。

まだまだ面白くなりそうです。

1巻から読む
(2017〜)


【その他の白浜 鴎作品】

エニデヴィ 全3巻
(2013〜2015)

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