彼女のひとりぐらし ツーアウト満塁

No.351
カテゴリ:ギャグ/日常
オススメ度7 ★★★★★★★☆☆☆
著者:玉置勉強
出版社: 小学館
発売日:2017/5/24
巻数:1巻完結 (*シリーズは全4巻)

「人生に乾杯!!」

あのシリーズが復活ですと?

大ヒット“超おひとりさま”ストーリー。
輿水理香が28歳になって帰ってきました。

タイトルも崖っぷち。

それがこの「彼女のひとりぐらし ツーアウト満塁」です。

あらすじ

輿水理香、28歳独身のフリーランサー。
ひとりぐらし歴X年、彼氏いない歴X年…。

仕事と同じくらい、プライベートも充実させたいと思い立ったはいいけれど、どこに行けば恋ってできるの…!?


感 想

まずは前作シリーズを未読の方のために簡単に概要を。

彼女のひとりぐらし 全3巻

(2010〜2012)

「ひとり暮らしの女子」をリアルに描いた作品です。

男なし。お金なし。色気なし。
残念な美人、26歳の輿水さんが主人公。

ゆる~く切なく女子の生態が描かれます。

大きな盛り上がりはないものの、テンポよく、サクサクと読めてしまいます。

日常系漫画の秀作です。

そして、数年たち。

満を持しての復活です!

本作はいわば4巻め。その続編。

連載は終了していたものの、ネット配信されていたものが、再編集されこのように書籍化となりました。

いやっほう!

前作からのファンには嬉しい限り。

26歳だった主人公も、本作ではついに28歳に。

「ちょっぴりだらしない一人ぐらしの女子」くらいだったのが。

もはやすっかり「おひとりさま」の貫禄。

醸し出されるアラサー女子の悟りの境地。

そんなおひとりさま28歳。

隣のお部屋の子にも言われちゃいます。

せつねぇ…。

そこからの〜、このタイトル。

でもツーアウト満塁なら逆転可能じゃないですか!

でも読んでみるとね。

ツーアウトランナーなし。

そんなイメージだす(笑)


ひとり暮らしな人たち。

輿水理香(こしみずりか)。
28歳独身、金髪。フリーのイラストレーター。
酒癖が恐ろしく悪い。

輿水祐香(こしみずゆうか)。
しっかり者の妹。
都内に勤めるOL。新婚さん。

伊香佳奈(いこうかな)。
理香の専門学校時代の友人。
フルネームで呼ぶと怒る。

迫井さん。
隣人のオタク少女。


オッサンが描くリアル女子。

この作品の魅力。

ひとり暮らしのアラサー女子。
その生活をのぞき見しているような。

そんな感覚になるところ。

ザ・女の子の日常。

特別に素敵なことも。
特別にひどいことも。
特別にドラマチックなことも。

何一つ起こらず、淡々と暮らして行く日常。

だらしなくても。
かざらなくても。

それがいんだヨォ。

まさにリアルな女子の生活。

で。

このリアル女子を描いている作者が。。。

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著者近影。(Amazonより)

どこのマフィアでしょうか(笑)

って、玉置先生ごめんなさい!

でも。

こんなゴツい顔のオッサンが繊細にカワイイ女子の生活を描いちゃう。

素敵やん。

主人公は、玉置先生の生態を投影してるんじゃ?
なんて疑念も浮かんできますが。

マフィア顔の主人公より、可愛い主人公の方が見ていて癒されますもんね。

だから、女子で描いてくれてよかった(笑)


さて、評価は?

ブホッっと大笑いする類ではありません。

ニヤニヤ、ホクホクしながら読んじゃうパターン。

1巻完結作品として、本作だけを読んでも楽しめますが、できれば前作から読んだ方が、より面白い。

ということで。
前作も含めて【星7つ】でオススメです。

ラストを読んでも、まだまだ続くんじゃ?みたいな読後感。

これで、終わるのかな?
どうなんだろう?

ツーアウト満塁で勝負も決まらず。

「彼女のひとりぐらし 延長戦」もあるんじゃないか!?

なんて期待をしています。

全1巻を読む

シリーズ全3巻を読む
(2010〜2012)

3巻分+番外編をまとめたお得な大盛りサイズあります。
(2017)


【その他の玉置勉強 作品】

パフェが好きでもいいじゃない
(2017〜)

猫まち主従 全2巻
(2015〜2016)

ちっくたっく
(2015)

親父の愛人と暮らす俺 全3巻
(2014〜2016)

ちゃりこちんぷい
(2012)

ねくろまねすく 全3巻
(2007〜2009)

東京赤ずきん 全4巻
(2004〜2006)

恋人プレイ 全2巻

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