No.76
カテゴリ:SF
オススメ度8 ★★★★★★★★☆☆
著者:原作:貴家悠 作画:橘賢一
出版社: 小学館
発売日:2012/4/19(1巻)
巻数:1〜20巻以下続刊 <休載中>
「じょ、じょうじ」
最初に1巻を読んだ時。
「キターーー!!」と衝撃が走った作品。
もう名作の予感しかしない。
それがこの「テラフォーマーズ」。
あらすじ
物語は西暦2599年の未来。人類は第二の故郷とするため火星にテラフォーミングを進めていた。
やがて火星一面を覆う苔と一種類の生物。
その生物は、地球上の「アイツ」が進化した姿だった。
全人類とテラフォーマーズのお互いの存亡をかけた戦いが始まる・・。
ストーリーは人間 vs 異星人というSFの定番なのですが、そんな単純な話だけではないのです。
国家間の争いや策謀、人間同士の裏切り、そして火星に隠された大きな謎。
さらに登場人物それぞれのバックボーンなども緻密に描かれていきます。
そして何と言っても、人間と昆虫を掛け合わせる「バグス手術」。
一人一人が特別な能力を持つことにより、火星での戦闘を可能にするというこの設定。
これが面白くないわけないでしょう!
あと「じょうじ」。
*テラフォーマーズのことです。
このキャラデザ天才ですか!
1巻を読めば一気に引き込まれるはず。
ただ。
最新刊に近づくにつれ最初の勢いが失速していく感は否めません。
広げた風呂敷をたたむのに、だんだんと説明が多くなっていくのが気になります。
アニメ、映画でも有名になったこの作品。
漫画版の方が怖さ、グロさ「増し増し」です。
アニメ、映画を見たけれど、もしまだ漫画版を読んでいない人がいるならぜひ読んでほしい。
19巻を読みました。
【11/30追記】
ダメだ。さらにつまんなくなってる。
変な合わせ技とかいらないぞ。
10巻くらいまでは最高のSF漫画だったのになぁ。
オススメ度、一つ下げます..。
休載…だと!?
【8/23追記】
20巻を迎えたところで、原作者が病気のため休載となりました。
すぐ復活するかな?と思っていましたが半年経ってもその気配がない。
どうしたのでしょう?
「キングダム」と並び「ヤングジャンプ」の看板漫画とまでなった本作。
映画化もアニメ化もされ、各方面にも多大な影響力を持っていた作品です。
これほど長い休載はそうそうできないはず。
よほど病状がよろしくないのか…。
休載は非常に心配ですが、1ファンとしては良かったかな、という気も。
正直、20巻を迎えましたが初期の鳥肌が立つような面白さは微塵もなくなり。
マンネリ化したウンチクとバトルが繰り返される状態になっていました。
あのまま続けていても、その人気は失速する一方であったはず。
それなら何年休載を挟んでもいい。
十分に英気を養って、また素晴らしい物語を紡ぎ出して欲しい。
あの鳥肌立つほど面白かった勢いを取り戻して復活して欲しい。
そう切に願います。
<現在休載中>