恐之本

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No.47
カテゴリ:ホラー
オススメ度9 ★★★★★★★★★☆

著者:高港基資
出版社: 少年画報社
発売日: 2012/8/6(1巻)
巻数:1〜10巻以下続刊

「ちょうど今部屋に来てるけど」

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何この表紙!??
めっちゃ怖いんですけど…。
ゾワゾワする。。

と手に取ったのが、この「恐之本」です。

概 要

現在、充(10)巻まで出ています。

1話ごとのオムニバス形式なので、何巻から手に取っても十分恐怖を堪能できます。

心霊的な怖さ。
妖怪的な怖さ。
サイコ的な怖さ。

各種ベクトルの違う怖さが集められています。


感 想

表紙のインパクトがすごい割には、本編はぬるいんでしょ…?

みたいな安いホラーではございません!

ここには厳選されたホラーが詰まっています!

画力にも定評のある高港先生。
でもその画力はいわゆるホラー定番のおどろおどろしい方向ではありません。

すっきりと、スポーツ漫画でも描きそうな見やすい絵柄。
なのにひたすら怖い。


あらすじ&1カット

顔を見るな(1巻4話)
写真を撮られるのを異常に怖れる友人。その理由は…。

指切りげんまん嘘ついたら…(1巻7話)
見知らぬ男から次々と送られてくるメッセージ。実は…。

二十年女(1巻9話)
小さい頃から見ていたあのお姉さん。その正体は…。

1巻に収められている代表作たる「顔を見るな」。

1998年に刊行された短編集にも収められています。
(1998)


始まりはコンビニで。

本作は2005年頃から「読者投稿心霊体験」シリーズとして発表していたものです。

コンビニに置いてある廉価版ですね。

(2005)

本作「恐之本」は、その読者の恐怖体験投稿を漫画にしたものや、以前に発表した作品等を、改めて収録し直したものです。

ですので、最初の数巻は掲載順と描かれた作品の年代順は違っていたりします。

何年か分にまたがって収められているため、若干の絵柄のギャップはあります。

しかし、ほとんど気になりません。

それよりも怖くて。
それどころじゃねぇ。

さて、評価は?

1巻でハマり、次々と読んでいきましたが、どの巻も安定の怖さ。

高港先生は数少ない純粋なホラー作家の一人だと思います。

オススメ度というより。

怖さ度が【星9つ】

上質のホラーを探している方は、ぜひ手にとってみて欲しい作品です!

1巻から読む
(2012〜)


【その他の高港基資作品】

恐いお話 夏期限定 別冊恐怖体験
(2016)

赤異本
(2016)

黒異本
(2015)

顔を見るな
(1998)

双頭都市―高港基資短編集
(1996)

マサイ 全3巻
masai_cover(1991〜1993)

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