No.128
カテゴリ:ホラー/1巻完結
オススメ度5 ★★★★★☆☆☆☆☆著者:原作:南国ばなな
出版社: 新書館
発売日: 2008/7/25
巻数:1巻完結
「・・ん? 何かある」
あれ?何かが出てる。
ぞわわ…。
タンスの顔が気になって手に取った一冊。
あらすじ
宝の地図を片手にやってきた山中で、凛たちが見つけた古びたタンス。
その中で「彼女」はじっと待っていた。
誰かが「引いて」くれるのを——。
そして引き出しを開けてしまった凛。
それから起こる怪異。
彼が何かを「引く」たびに「何か」が出て…。
山中に捨ててあるタンスの引き出しを引いてみようとか。
そんな怖いことなんでするかな!
ってなツッコミをしつつ。
「引く」という行為。
引き出しを開けると…何かが出るぞ…。
わかってるんだけど、開けずにはいられない。
つまりページをめくらずにはいられない…。
ページをめくると・・・・
ハイ!ドーーーン!!
うわああああああ!
見開きページで何回もやられます。
もうやめて!
心臓に悪いから!!
そんな漫画です。
そもそもBL漫画家として人気を博す南国ばなな先生。
男性を想像してしまいそうなペンネームですが、女性作家さんです。
作品はギャグ漫画が多いようですが、本作は純和風ホラー。
僕は本作が初めてでした。
作画は綺麗です。特に男子。
ただ。
あまりホラーに向いてない絵柄のような気がします。
ホラー部分は怖いというより気色悪いタッチ。
グロではなく気色悪い。
ストーリーは途中まで面白かったんですが…。
最後がよくわからず終わります。
ハッキリとしたオチではありません。
どんでん返しでもありません。
なんだかモヤっとしたものだけを残される後味の悪さ。
こういう引き(ヒキ)もアリなのか…!?
【その他の南国ばなな作品】