七つの海 – 岩泉舞短編集

No.240
カテゴリ:ファンタジー
オススメ度5 ★★★★★☆☆☆☆☆
著者:岩泉 舞
出版社: 集英社
発売日:1992/5/13(1巻)
巻数:1巻完結

「いつも夢見ていた場面だった…」

普段は比較的新しい作品を中心にご紹介しているこのサイト。

今回は古い作品でございます。

中古本屋でたまたま見つけました。

「ちょっ!これっ!」
「懐かしい〜〜!」

と小躍りして手に取ったのが。
この「七つの海 – 岩泉舞短編集」です。

概 要

岩泉舞先生の短編集。

「週刊少年ジャンプ」にて読み切り作品を多数発表。
その画力と作風で人気を博すも、活動を休止。

単行本化したのは、なんとこの1冊のみです。

収録作品は以下の6編。

1. ふろん
2. 忘れっぽい鬼
3. たとえ火の中…
4. 七つの海
5. COM COP
6. COM COP2


感 想
いや~懐かしい!

表題作の「七つの海」は確かにリアルタイムで読んだ記憶が。
この絵柄、覚えてます。

もう25年も前か…。

当時はなんだか切ない印象が残った気がします。

改めて読み直してみると。
これ、青年誌でもいいんじゃないの?

いい作品だぁ。。

さらにデビュー作となる「ふろん」。
初めて読みましたが少年誌でやる内容じゃないぞ…。

これをデビュー作として載せたジャンプの懐の深さに驚き。

その他の作品は、いかにも少年漫画での読み切りという内容。


あらすじ&1カット

1. ふろん

名前を「落とした」少年のお話。
少年漫画のタッチながら、描いてあることは完全にホラー。
そして最後のページで連鎖を思わせる終わり方も怖い。

4. 七つの海

勉強もスポーツも苦手なユージ。
ゲームのような冒険が始まることを夢見ていた。
ある日、じいちゃんを名乗る少年と友達になるが…。

表題作。この読後感は青年誌でもあり。

5. COM COP

幽霊を天へ返す刑事のお話。
いかにも少年漫画なストーリー。
COM COP3も発表されていますが、単行本には未収録。


さて、評価は?

作画はふた昔前の流行りという感じ。
90年代の「ザ・少年漫画」のタッチです。

新人とは思えない画力。
とても読みやすい。

切ない系ストーリーは良かったのですが、少年漫画系はイマイチのもあり。

ということで【星5つ】でオススメです。


惜しい才能。

20年前に活動を休止された岩泉先生。

おそらく漫画家の道に進まない選択をされたのでしょう。

それでもこれほどのセンス。
もう漫画を描いていないのが勿体ない。。

きっともっと。
他の作品を読みたいと望んでいたファンはいたはず。

ジャンプではなく青年誌に活動の場を移せば、機会があったのかな?

今のように、ネット掲載ができる時代ならば、発表さえすれば噂を呼んだかもしれない。

惜しい才能だ・・・。

と、久々に読んでしんみりしてしまいました。

90年代に少年漫画を読んでいた世代に。
オススメです。

全1巻を読む
(1992)

*漫画図書館Zで無料で読めます。

➡︎こちらから

スポンサーリンク
osuman_336x280